塾にいつから通い始めるべき?小学生、中学生、高校生の受験事情に合わせて解説!
投稿日:2020/05/09
更新日:2022/04/09
目次
塾にいつから通い始めるべき?
小学生や中学生、高校生の学校での授業への対策や受験対策をするのに向けての悩みとなるのが、いつから塾に通って学習を始めるかということです。
しかし、塾にいつから通い始めるべきかに正解と呼べるものはありません。親の都合だけで塾に行かせるのではなく、あくまでもお子さんの学校での成績や学習状況、志望校などさまざまな要因を見て通い始める時期を検討するべきです。
以下では、小学生・中学生・高校生のそれぞれが一般的に通い始める時期としてスタンダードとされている時期について述べていきます。
塾に通う本人の学習状況に合わせて選択するべきですが、通い始めるタイミングの目安としてここで紹介する時期を選ぶと失敗することがないでしょう。
※おすすめの学習塾ランキングについて知りたい方は「【学習塾人気ランキング】中学受験・高校受験でおすすめの有名塾や進学塾を比較!」を参考にしてください。
小学生は塾にいつから通う生徒が多い?
現在では小学生のうちから塾に通わせようと考える親も多く、小学生ではおよそ4割が塾に通っています。小学生で塾に通い始めるタイミングとしては、小3や小4が多くなっています。それでは、なぜそのタイミングなのか見ていきましょう。
小3
多くの塾では、小学3年生の段階から中学受験に向けたカリキュラムが開始しています。そのため、小学3年生になったタイミングで入塾しようと考える人が多くなっています。
また、学校でも小学2年生までの学習よりもレベルの高い内容を学ぶことになるため、ついていけなくなるのを防ぐために塾を利用しようと考える人もいます。
中学受験を考えていて、受験対策で遅れを取りたくない人や、学校の授業で分からないことを残したくない人には小学3年生のタイミングがおすすめです。
小4
小学校高学年になって私立中学を受験することを決めた場合に、小学4年生から塾に通い始めることがあります。小学4年生からであれば十分な受験対策をすることができ、私立中学への合格も目指すことができます。
また、学校の授業だけでは学習が足りず、授業以外で子供に学習させたいと親が感じた場合に小学4年生のタイミングで入塾する人も多くいます。受験対策はもちろん、十分な学習時間を確保したい人にも小学4年生からがおすすめです。
小学生はいつから塾に通わせるべきか知りたい方は「小学生の塾はいつから?子供を何年生から進学塾に通わせれば良いのか解説!」もぜひ参考にしてください。
また、中学受験に向けていつから塾に通うべきか知りたい方は「中学受験ではいつから塾に通うべき?勉強の準備を始めるべき時期を紹介!」もチェックしましょう。
中学生は塾にいつから通う生徒が多い?
中学生になると高校受験や学校の授業への対策を意識して、塾に通い始める人が増えてきます。中学生ではおよそ5割が塾に通っていて、塾に通い始めるタイミングとしては中1や中3になったときが多いのが特徴です。
中1
中学校の授業で学習する内容は、小学生で学ぶことと比べると難易度が大きく上がります。そのため、中学に入りたての1年生のタイミングで、中学の勉強についていくために入塾する生徒が多いです。
中学1年生の段階で授業に躓いてしまうと、その後の学習内容も理解することができず、どんどん後れを取ることになってしまいます。したがって、授業に遅れを取りたくないという人は、中学1年生になるのと同時に塾に通い始めるのがおすすめです。
中3
中学3年生になったときに塾に通い始めるという人も多いです。中学3年生に上がったタイミングで高校受験対策のための勉強を本格化しようと、中学3年生で入塾する人が多くなります。
また、学校での部活が終わるタイミングでもあるため、中学3年生の夏にも入塾者が増える傾向にあります。高校受験を対策したい人や、中学生活では部活に専念したいという人は中学3年生になってから塾に通い始めると良いでしょう。
高校受験の勉強はいつ頃から始めたら良いのかわからない方は「高校受験の勉強はいつから本気になれば間に合う?中学生が高校入試勉強を始める時期を解説!」もぜひ参考にしてください。
また、高校受験の塾はいつから通えば良いのか詳しく知りたい方は「高校受験の塾はいつから通うべき?中学生が塾に入る時期を徹底調査!」をご覧ください。
高校生は塾にいつから通う生徒が多い?
高校生は大学受験を控えていることもあり、塾に通うことを考える人が非常に多くなってきます。現在では高校生のうち、およそ6割が塾に通っています。高1時点で3割、高3でさらに3割近くの学生が入塾することになります。
高1
近年では大学入試が多様化したことで、4割近くの高校生が推薦入試やAO入試を利用して大学に入学しています。そのため、高校1年生のうちから良い内申点を取るために塾や予備校に入ろうと考える人が増えています。
また、高校で学習する内容はレベルが高いものも多く、普通に授業を受けているだけでは完全に理解できないケースもあります。自分の力だけではきちんと理解できない部分を補うために、塾に通って学習しようとする人も多いです。
高3
高校3年生になると、大学受験を見据えて入塾する人が非常に多くなります。受験勉強を自分の力だけで進めるのは難しく、ほとんどの人が塾や予備校を利用します。
また部活が終わった高校3年生の夏のタイミングでは、模試や夏期講習を通じて入塾する人が増加します。
高3から入塾することを考える人の場合、実際に入るのは塾よりも予備校が多い傾向にあります。予備校は大学受験対策に特化していて、短期間でも効果的な受験対策をすることができます。
また、大学受験に向けていつ塾に通えばいいのか迷っている高校生は「大学受験の塾はいつから通えばいい?私立・国立大学受験ごとに通う時期を紹介!」もぜひ参考にしてください。
塾にいつから通うかが重要になる理由
塾にいつから通うかが重要になるのはどうしてなのでしょうか。それは、塾に通い始める時期によって、塾が効果的になる場合もあれば、そうでない場合もあるからです。3つの理由についてご説明します。
各単元の理解度が深まるから
塾に通うことで各単元の理解度が深まるということが、塾にいつから通うかが重要である理由の1つです。
塾に通い始めた段階から各単元の理解度はぐんと深まります。学校よりも塾の方がカリキュラムの進度が速いので、塾の授業が予習、学校の授業が復習の扱いになるため、単元の理解度が深まるからです。
例えば小学校の高学年から塾に通い始めていれば、学校の授業が難しくなっても塾で予習をしてから授業を受けられるため、どの単元もしっかり理解しながら進めることができます。学校の授業の難易度が上がれば上がるほど、周りの人と差をつけられるようになるでしょう。
しかし、中学校になってから塾に通い始めると、その段階で苦手分野が多くなっていて、挽回するのが難しくなるかもしれません。このような理由から、塾に通い始めるタイミングを見極めることは重要と言えるでしょう。
部活動や他の習い事の時間が制限されるから
塾に通うと、部活動や他の習い事の時間が制限されるというデメリットがあります。これも、塾にいつから通うかが重要になる理由の1つと言えます。
小学校、中学校、高校での部活動や習い事は、その時にしかできない貴重な経験であり、将来の大きな財産になることも少なくありません。部活や習い事に取り組んでいるタイミングで塾を始めると、どうしても他の活動が制限されることがあり、貴重な成長の機会を逃してしまうかもしれません。
塾に通い始めるタイミングは、学校での成績や学習状況だけでなく、部活動や他の習い事などトータル的に判断して決めると良いでしょう。本人と一緒に部活動、習い事、塾の優先順位を考えることが大事です。
タイミングによってはやる気をなくしてしまうから
塾の通う時期が重要である理由は、部活動や習い事など他にやりたいことがある中で塾に通うと、塾だけでなく勉強自体が嫌いになるリスクがあるからです。
本人は他にやりたいことがあるのにもかかわらず入塾すると、嫌々ながら勉強に取り組むことになるでしょう。ただ何となく塾に通うことになってしまい、効率的な学習にはなりません。
それだけでなく、勉強自体に苦手意識を感じるようになり、高校受験、大学受験といった大事な時期にも勉強に熱が入らなくなるかもしれません。
反対に部活動や習い事が落ち着いた段階で塾に通い始めれば、本人も勉強に力を入れようという気持ちになるため、効率的な勉強ができて成績アップに繋がるでしょう。塾で成績が上がることがわかれば、さらに勉強を頑張ろうという好循環が生まれます。
塾にいつから通うかを決める上での3つのポイント
塾に通い始めるタイミングは非常に重要です。それでは、何を基準にいつから通うか見極めれば良いのでしょうか。塾にいつから通うか決める上での3つのポイントをお伝えします。
学校の授業と両立できるか確かめよう
塾にいつから通うか決めるポイントは、学校の授業と両立できるかということです。
前述したように、塾の授業が予習、学校の授業が復習の扱いになり、単元の理解を深めていきます。つまり、塾の授業だけでなく、学校の授業で復習することも重要です。
塾の勉強だけで手一杯になっていまい、学校の授業や宿題が疎かになってしまうと、せっかく塾に通っても成績アップに繋がらないでしょう。学校の勉強だけに集中したほうが良いかもしれません。
塾での勉強に集中しつつも、学校の勉強にも同じように力を注げるのか考えた上で、塾を始めるタイミングを見極めましょう。塾の授業と課題を量を確認して、学校の課題をする余裕もあるか考えることが大切です。
お子さんの意見も尊重しよう
塾にいつから通うかについては、親や家庭の都合で決められていることも多いです。しかし、塾に通い始めるタイミングについては、お子さんの意見も尊重することが大事になってきます。
お子さんに学習意欲がなければせっかく塾に通っても意味がなかったり、塾の指導方式に馴染めなかったり、部活動に専念したいと言っているのに無理に塾に通わせても逆効果になってしまったりと、うまくいかないケースが多いです。
親が勝手に決めた塾に通わせるのではなく、お子さんがその塾で学習したいと思うかどうか、まずはいくつかの塾の体験授業を受けてみることをおすすめします。お子さんに合った塾であれば学習意欲も高まりやすく、結果的に学習の成果が出やすくなります。
塾の月謝と家計の状況を把握しておこう
塾の月謝と家計の状況を把握しておくことも重要です。学習塾の費用は、決して安くはありません。また、当然早く入れば入るほどかかる費用は大きくなり、家計を圧迫することになります。
さらに、子供の成長にともない、食費や小遣いなども増えるため、生活費は底上げされるでしょう。塾代が家計を圧迫してしまい、中学3年生、高校3年生などの大事な時期に塾に通う余裕がなくなるということも考えられます。
志望校合格というゴールに向けてどれくらいの塾代がかかるのか、さらにそこに至るまでの家計費も概算してから、塾を始める時期を決めることをおすすめします。
塾にいつから通うか決めたら資料請求をしてみよう
ここまでお伝えしてきたこと考慮した上で塾にいつから通うか決まったら、資料請求をしてみましょう。ホームページの情報を見れば十分と思うかもしれませんが、明確な費用がわからないことも多いです。
資料請求をすると、入塾金、月謝、季節ごとの短期講習代、教材費といったトータル費用を知ることができるので安心です。また、塾ごとの方針やカリキュラムなども詳しくわかるので、お子様にマッチした塾なのか判断しやすくなるでしょう。
具体的におすすめの塾を小学生、中学生、高校生別にご紹介します。
個別指導学院ヒーローズ:小学生におすすめ
個別指導学院ヒーローズは、1人1人の成績や理解度に合わせた個別の学習カリキュラムを提供しています。ピッタリの学習カリキュラムで勉強することで成績を上げて、子どもに学ぶ楽しさを実感させることを目指します。
「なんのために勉強するの?」「どうしてその学校に合格したいの?」「そのためになにをすればいい?」といった目的、目標を一緒に考えながら勉強を進めるところが、小学生指導の強みと言えます。
まだ目的があやふやな小学生でも、自分の意志で勉強を頑張ろうという気持ちになるでしょう。1コマ1,100円(税込)という授業料の安さもおすすめポイントです。
個別指導学院ヒーローズの口コミや評判を知りたい方は、「【個別指導学院ヒーローズ】口コミ評判や月謝料金、合格実績!1コマ1,000円から質の高い指導を受講できる!」も参考にしてください。
個別指導Wam(ワム):中学生におすすめ
個別指導Wam(ワム)は、地元密着型の結果に繋がる指導を強みとしている塾です。目標、学力、学習状況、さらに生活などに合わせてオーダーメイドのカリキュラムを提供しています。さらにAIを活用した苦手分野対策にも力を入れています。
Wamは、中学生にとって大事なのは、学校生活や家庭生活の中で、目標と計画をもとに勉強する習慣をつけることと考えています。テストで高得点を取るための勉強ではなく、お子様のさまざまな悩みを多方面からサポートするということが、Wamの中学生指導の強みと言えます。
クラブ活動との両立ができない、成績が上がらない、勉強の仕方がわからないという中学生でも安心して勉強できる塾でしょう。
個別指導Wam(ワム)の口コミや評判を知りたい方は、「【個別指導Wam】口コミ評判や料金を徹底解説!」も参考にしてください。
武田塾:高校生におすすめ
偏差値を上げるためには、「わかる」「やってみる」「できる」の3ステップが必要です。しかし、高校や一般的な予備校の授業では1ステップ目の「わかる」しかやってくれないという実態があります。そこで、授業はせずに自学自習で「やってみる」「できる」を目指すのが武田塾の特徴です。
大学受験は受験科目もレベルも幅広いため、いかに自分にあった勉強法を身につけて進めるかが重要になります。
武田塾は、「義務自習と365日課題指定」「帰宅前の宿題チェック」を行い、1人1人に合った勉強方法を伝授し、徹底して自学自習をサポートします。この指導方針が、高校生指導における武田塾の強みと言えるでしょう。
武田塾の口コミや評判を知りたい方は、「【武田塾】口コミ評判はどう?料金(費用)・合格実績は?」も参考にしてください。
また、おすすめの学習塾ランキングについて知りたい方は「【学習塾人気ランキング】中学受験・高校受験でおすすめの有名塾や進学塾を比較!」も参考にしてください。