【学習塾の料金を比較】月謝費用や値段が安い塾ランキング!

投稿日:2021/01/20

更新日:2023/04/14

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※掲載されている情報は、記事作成日もしくは更新日時点の内容で、最新の情報でない可能性があります。

授業料や諸経費を全て含めた学費の相場を把握しておくことは、塾選びをする上で大変重要なことです。

「学習塾にかかる料金の相場は?」
「料金や費用の安いおすすめの学習塾が知りたい」

という方は、ぜひ参考にしてください。この記事の内容をまとめると、以下のようになります。

・小学生の平均学費は公立小学生が約5万円、私立小学生が約22万円
・中学生の平均学費は公立中学生が約20万円、私立中学生が約14万円
・高校生の平均学費は公立高校生が約10万円、私立高校生が約14万円
・学習塾の料金を安くするには「特待制度を使う」「キャンペーンを使って入塾する」「奨学金制度を利用する」方法がある

この記事を最後まで読むことで、学習塾に通うためにかかる費用の相場や、料金の安い学習塾について把握することができます。また、学習塾の料金を安く抑える方法についても解説しています。

学習塾にかかる費用が気になっている方や、学習塾の料金をなるべく安くしたい方は、この記事を参考にすることをおすすめします。

※おすすめの学習塾ランキングについて知りたい方は「【学習塾人気ランキング】中学受験・高校受験でおすすめの有名塾や進学塾を比較!」を参考にしてください。

学習塾にかける料金を小中学校/公立私立で比較!

文部科学省が公表している「子供の学習費調査の結果について」によると、学習塾などにかけている金額は、公立小学生全学年の平均学費は約5万円、私立小学生の場合は約22万円となっています。

また公立中学生では約20万円、私立中学生では約14万円です。さらに公立高校生では約10万円、私立高校生では約14万円となっていて、それぞれ公立と私立で大きく異なっています。

学校 公立の場合 私立の場合
小学校 約5万円 約22万円
中学校 約20万円 約14万円
高校生 約10万円 約14万円

興味深いことに、小学校の場合は私立の学校に通っている生徒の方が塾にお金をかけているのに対し、中学校や高校の場合は公立の学校に通っている生徒の方が塾にお金をかけていることがわかります。

これは中学や高校で私立を選ぶと、ある程度高校受験や大学受験の対策を学校で行ってくれるからであると考えられます。

ただしこれらの数字はあくまでも相場であり、実際の学費は受講科目や時間、授業形式などによって変わってきます。またこれらの数字はあくまで平均値なので、学習塾に通っていない「塾費用0円」の学生も多く対象となっていることには注意しましょう。

そのため、あまり「周囲がこのくらいの金額を塾にかけているから」などと気にしすぎず、あくまで一つの参考程度にしてください。

また、塾の料金が高いと感じる方や、金銭的な問題で通うかどうか迷っている方は「塾が高い理由は?金銭的に行けない、親に申し訳ないと感じる生徒はどうすべき?」もご覧ください。

学習塾の料金の比較一覧表

ここからは、個別指導塾を選ぶ場合の年間学費について、人気の大手個別指導塾5つを例にとって比較していきましょう。

塾名 小学生 中学生 高校生
個別指導塾スタンダード 122,400円~124,800円 141,600円~156,000円 160,800円~189,600円
明光義塾 72,000~372,000円 168,000~444,000円 192,000~516,000円
ナビ個別指導学院 129,600円~447,600円 151,200円~598,800円 201,600円~634,800円
個別指導塾トライプラス 158,400~768,000円 187,200~748,800円 211,200~844,800円
京進スクール・ワン 173,724円~877,716円 182,868円~932,580円 192,000円~987,432円

上の表は人気の個別指導塾5つを厳選し、小学生・中学生・高校生別に全学年の年間平均費用をまとめたものです。

塾ごとに1対1や1対2などの指導スタイルがあり、どのように受講していくかによって実際の費用は変動しますが、おおよその目安として学費の相場を把握できます。

表を見ると、小学生の年間平均学費は約10〜80万円程度、中学生は約15〜90万円程度、高校生は約15〜100万円程度となっていて、それぞれの学校で受験学年の場合は75〜100万円程度が相場となっています。

このように個別指導塾にかかる年間平均学費は、学年が上がるにつれて高くなる傾向があることが分かります。

さらに学年別の授業料相場や、できるだけ費用を抑える方法が知りたい方は「学習塾の料金や費用はどのくらい?授業料を抑える方法も徹底解説!」もぜひ参考にしてください。

学習塾の料金や費用が安い塾ランキング

先ほど例に挙げた5つの個別指導塾を、あらゆる学年やコースで総合的に分析し、費用が安い順ランキングとして並べました。各塾の各学年での年間費用を分かりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

個別指導塾スタンダード

学年 年間費用の目安
小学生 122,400円~124,800円
中学生 141,600円~156,000円
高校生 160,800円~189,600円

個別指導塾スタンダードは全国に440以上の教室があり、全教室が直営されているため、どの教室でも指導の質が安定しています。

1対1または1対2から自分に合うスタイルを選択し、目標やレベルに合わせて完全オーダーメイドのカリキュラムを組んで指導してもらうことができます。授業時間をどの学年も1コマ75分と集中力を保ちやすい時間に設定することで、生徒のやる気を高めています。

週に1コマ受けた場合の年間学費は、最も高額な高校3年生でも20万円を切る料金となっていて、月々の学費を1万円台に抑えられるので、非常にリーズナブルな料金体系であると言えます。

また、全教科の指導が可能で、複数教科を受講しても経済的な負担を最小限に抑えられる点が強みとなっています。

個別指導塾スタンダードの料金を詳しく知りたい方は「個別指導塾スタンダードの料金(月謝授業料/学費)や教材費はいくら?夏期講習の値段・費用も解説!」もぜひ参考にしてください。

明光義塾

学年 年間費用の目安
小学6年生 72,000~372,000円+夏期講習費(1回3,025円~)など
中学3年生 168,000~444,000円+夏期講習費など
高校3年生 192,000~516,000円+夏期講習費など

明光義塾は教室数No,1を誇る個別指導塾で、全都道府県に複数の教室を設けています。

講師1人に対して生徒2〜3名のスタイルで90分の授業を行い、解説と演習の両方をバランス良く取り入れているのが特徴です。そのため、受け身の指導になる心配がなく、自分で考えて解くという自立学習を身につけることができます。

週に1コマ受講する場合の年間学費は、受験学年でも7〜19万円程度で、週に3コマ受講しても37〜51万円程度となっています。最も高額である高3生が週に3コマ受講した場合でも月々4万円程度に抑えられるので、安価な価格設定であると言えます。

ただ、テスト前に普段受講していない教科の「テスト対策授業」を追加で受ける場合や、季節講習会を受ける場合には別途費用が発生する点には注意が必要です。

明光義塾の料金を詳しく知りたい方は「明光義塾の料金(学費・授業料・教材費)は高い?プラン別に費用を詳しく解説!」もぜひ参考にしてください。

ナビ個別指導学院

学年 年間費用の目安
小学生 129,600円~447,600円
中学生 151,200円~598,800円
高校生 201,600円~634,800円

ナビ個別指導学院は、全国各地に500教室以上を展開している個別指導塾です。1対2のスタイルを取っていますが、同じ講師が継続して担当するので、生徒のレベルや状況を把握した上で最適な指導を提供できます。

また、授業は目の前のホワイトボードを使って予習形式で行うので、初めての内容でも視覚的に理解することができ、定着度も高まります。特に、学校の授業がよく分かるようになり、学校での成績アップを狙いやすくなります。

全学年とも1コマ80分で、週に3コマ受けた場合の年間学費は小学生で約45万円、高校生で約63万円となっています。

また、いつでも利用可能な自習室や、年に3回の三者面談の費用も含まれている点を考慮すると、比較的安めの料金設定であると言えます。

ナビ個別指導学院の料金を詳しく知りたい方は「ナビ個別指導学院の料金(月謝授業料の値段)はいくら?夏期講習費用が高いという評判も?」もぜひ参考にしてください。

京進スクール・ワン

学年 年間費用の目安
小学6年生(受験コース) 173,724円~877,716円
中学3年生 182,868円~932,580円
高校3年生 192,000円~987,432円

京進スクール・ワンは京進グループが運営する個別指導塾で、1対2の個別指導を行っています。

難関校受験対策や推薦・AO入試対策も可能で、合格者のデータから導き出した専用カリキュラムを組んで専門的な受験指導を行えます。また、効果的な復習法や勉強の仕方など、14の学習法を教えることで学習効果を高めています。

受験学年の年間学費を見ると、週1コマの受講では20万円前後、週6コマの受講では90万円前後となっています。受講するコマ数が増えるほど1コマ当たりの料金を安く抑えられるので、受験に必要な科目をまとめて受講するのがおすすめです。

これらの通常授業に加えて、テスト前や受験直前期には1コマ単位で追加して受講することもできます。

京進スクール・ワンの料金を詳しく知りたい方は「京進スクール・ワンの料金(月謝授業料)や値段はいくら?夏期講習・冬期講習は高いという評判も?」もぜひ参考にしてください。

個別指導塾トライプラス

学年 年間費用の目安
小学6年生 158,400~768,000円
中学3年生 187,200~748,800円
高校3年生 211,200~844,800円

個別指導塾トライプラスはトライグループの個別指導塾で、家庭教師のトライのクオリティを教室で体感できます。

生徒と講師が対面式の指導机を用いるので、生徒の表情を見て理解度を把握しながら授業を行えます。また、60分間の指導の後に30分間の演習を設けて1回の授業としているため、授業時間内に知識を定着させることができます。

受験学年の年間学費は、週1回の受講で約16〜21万円、週4回の受講で約77〜84万円となっています。高3生が週4回受講する場合では月々7万円を超えるため、他の塾に比べると高めの料金設定であると言えます。

それでも、いつでもどこでも視聴できる映像授業「トライイット」や単元別演習教材「トライeNaVI」を無料で利用できる点を考慮すれば、そこまで高い料金ではなさそうです。

個別指導塾トライプラスの料金を詳しく知りたい方は「個別指導塾トライプラスの料金は高い?授業料や夏期講習の費用などを紹介」もぜひ参考にしてください。

さらに、安い塾を選ぶ際の注意点も知っておきたい方は「安い塾の特徴や注意点!個別指導塾で授業料金が安いのはどこ?」も確認しておきましょう。

学習塾の料金を安くする方法3選

特待制度を使う

学習塾の中には、特待制度を用意しているところがあります。特待制度とは、条件を満たして特待生になることで、学費免除などの特典が得られるというものです。

ここでは例として、早稲田アカデミーの特待制度を紹介します。早稲田アカデミーには小学生を対象とした特待制度があり、早稲田アカデミーが実施するテストで優れた成績を残すことで特待生として認定されます。

特待生にはA特待とB特待の2種類があり、A特待では半年分の受講料が全額免除、B特待では半年分の受講料が半額免除となります。また、A特待・B特待ともに、季節講習の受講料も半額免除されます。

このように、特待生になることで受講料の負担を大きく減らすことができます。

キャンペーンを使って入塾する

学習塾では、学費が安くなるお得なキャンペーンを実施していることもあります。ここでは例として、個別指導塾スタンダードのキャンペーンを取り上げます。

個別指導塾スタンダードには新学年応援キャンペーンが用意されていて、これを利用して入会すると1か月分の授業料が無料、または最初の月謝が最大で50%割引となります。

また、個別指導塾スタンダードでは友達紹介キャンペーンも展開しています。紹介した友人が入会すると、3,000円分のギフトカードまたは教材費が3,000円割引となる特典がもらえます。

友達紹介キャンペーンでは、紹介した側・された側の両方が特典を受け取れます。学習塾に入会する際は、利用できるキャンペーンがないか調べてみましょう。

奨学金制度を利用する

学習塾の料金を安くするには、奨学金制度を利用する方法もあります。学習塾の料金支払いに使える奨学金制度としては、受験生チャレンジ支援貸付事業が挙げられます。

これは中学3年生・高校3年生などの受験生を対象とする制度です。対象者には、中途退学者や高等学校卒業程度認定試験合格者、浪人生なども含まれています。

奨学金制度の内容は、塾の料金や受験にかかる費用を無利子で貸し付けるというものです。無利子なので返済の負担が軽いことに加え、高校や大学に入学できた場合は返済が免除されるというメリットもあります。

貸付金額については、学習塾の受講料は最大20万円、高校受験料は最大2万7,400円、大学受験料は最大8万円となっています。受験生チャレンジ支援貸付事業を利用する場合は、まずは区市町村の窓口で相談しましょう。

なお、受験生チャレンジ支援貸付事業には利用条件があり、世帯収入が以下の要件を満たしている必要があります。

一般世帯

世帯人数3人…総収入(年間)4,410千円以下
合計所得金額(年間)3,087千円以下
世帯人数4人…総収入(年間)5,049千円以下
合計所得金額(年間)3,599千円以下
世帯人数5人…総収入(年間)5,737千円以下
合計所得金額(年間)4,149千円以下
世帯人数6人…総収入(年間)6,522千円以下
合計所得金額(年間)4,776千円以下

ひとり親世帯

世帯人数2人…総収入(年間)4,057千円以下
合計所得金額(年間)2,805千円以下
世帯人数3人…総収入(年間)4,966千円以下
合計所得金額(年間)3,532千円以下
世帯人数4人…総収入(年間)5,772千円以下
合計所得金額(年間)4,175千円以下
世帯人数5人…総収入(年間)6,396千円以下
合計所得金額(年間)4,674千円以下

引用:受験生チャレンジ支援貸付事業

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