大学受験の科目一覧!文系/理系や私立の科目選択、大学入学共通テストの科目数!
投稿日:2021/04/14
更新日:2021/04/14
大学受験の科目一覧
大学受験に向けて1つ重要な決定となるのが、どの科目で受験するかということです。大学受験における科目は、文系/理系によって異なるだけでなく、大学ごともさまざまな違いが見られます。
そのため、みなさんの中にはどの科目を選んで受験するべきかわからないとお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、大学受験の科目一覧を、文系/理系別に紹介していきます。大学受験を控えている方は、ぜひ科目選びの参考にしてください。
以下では、「国立文系」「私立文系」「国立理系」「私立理系」の基本的な受験科目をまとめました。なお、大学によってはこの表とは異なる試験科目を課している大学もありますので、そちらはご留意ください。
大学・学部 | 共通テスト | 個別試験 |
---|---|---|
国立文系 | ・外国語 ・数学IA ・数学IIB ・国語 ・地歴・公民1 ・地歴・公民2 ・理科 |
・英語 ・国語 ・地歴公民or数学から1科目選択 |
私立文系 | ー | ・英語 ・国語 ・地歴公民or数学から1科目選択 |
国立理系 | ・外国語 ・数学IA ・数学IIB ・国語 ・地歴・公民 ・理科1 ・理科2 |
・英語 ・数学 ・理科 |
私立理系 | ー | ・英語 ・数学 ・理科 |
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文系学部の大学受験の科目|私立や国立の個別試験で課される教科は?
文系学部の個別試験における受験科目としては、英語・国語・地歴公民または数学の3科目型が基本となっています。地歴公民が選択できる大学であれば文系科目のみで受験することができるので、文系科目を得意とする受験生に有利となります。
ただし、大学によっては3科目のうち1科目が小論文に置き換わっていることもあるので、その場合は小論文への対策も求められます。
また、中には英語ともう1科目など、2科目で受験が可能な大学や学部も見られます。しかし、2科目型の大学や学部は受験しやすいことから受験生の人気が高く、倍率が高くなりやすい面もあります。
科目が少なくて受験しやすいからといって安易に出願するのではなく、倍率や合格難易度も確認して出願することが大切です。
理系学部の大学受験の科目|私立や国立の個別試験で課される教科は?
理系学部の個別試験における受験科目としては、英語・数学・理科の3科目が課されるパターンが多いです。
理系学部であっても英語はほぼ必須となっているので、理系を目指す方でも英語への対策が重要となります。数学や理科では大学や学部によって出題範囲に差があるので、志望校の出題範囲はよく確認しましょう。
また、難易度の高い大学や医学部では理科が2科目課されていることがあり、物理や化学、生物といった分野の中から2つを選択することになります。
理科でどの分野を受験するかについては、単純に得意としている2分野を選択するという方法もありますが、思考や計算が得意な方であれば物理や化学、暗記するのが得意な方なら生物を選択することをおすすめします。
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大学入学共通テストの受験科目|国立の一次試験で課される教科は?
教科 | 科目 | 配点 | 試験時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
国語 | 国語 | 200点 | 100分 | |
地理歴史・公民 | 世界史A 世界史B 日本史A 日本史B 地理A 地理B 現代社会 倫理 政治・経済 倫理,政治・経済 |
100点(1科目あたり) | 60分(1科目あたり) | 同じ名称を含む科目の組み合わせは不可 |
数学 | 数学I 数学I・数学A 数学II 数学II・数学B 簿記・会計 情報関係基礎 |
100点(1科目あたり) | 60分(「数学I」「数学I・数学A」は70分) | |
理科 | ① 物理基礎 化学基礎 生物基礎 地学基礎 ② 物理 化学 生物 地学 |
100点(1科目あたり) | 60分(1科目あたり) | ※ |
外国語 | 英語 ドイツ語 フランス語 中国語 韓国語 |
200点(リーディング100点、リスニング100点) | 140分(リーディング80分、リスニング60分) | 英語以外の受験生は、筆記200点(80分) |
参考:「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等」
※理科で受験する科目の選択方法は、出願時にA〜Dのいずれかを申し出る
A:理科①から2科目
B:理科②から1科目
C:理科①から2科目及び理科②から1科目
D:理科②から 2 科目
大学受験の受験科目選択でのポイント
志望校の出願条件となる受験科目をチェックする
大学受験の受験科目を選択する際のポイントとなるのが、志望校の出願条件となる受験科目をチェックすることです。志望校の受験科目を事前に調べておかないと、自分が得意としている科目が利用できず、自分の強みを生かした受験ができません。
また、逆に苦手としている科目が必須となっているケースもあります。得点できる自信のある科目がある方は、得意科目が利用できる大学の中から志望校を絞り込んでみるのもおすすめです。
受験科目と併せて配点もチェックする
大学受験の受験科目を選択する際のポイントとしては、受験科目と併せて配点も確認しておくことです。大学や学部によっては、特定の科目の配点比率を高くしていることがあります。
例えば同じ英語・数学・理科の3科目型の受験であっても、英語を重視した配点にしている大学の入試では、英語を得意としている受験生が有利になります。大学や学部ごとの配点についてもチェックし、自分に有利な配点の志望校を探すと良いでしょう。
得点につながりやすい科目を選択する
大学受験の受験科目を選択するにあたっては、なるべく得点につながりやすい科目を選ぶのがポイントとなります。
例えば地歴公民では公民が、理科では地学や生物が得点につながりやすいことで知られています。公民の中でも特に倫理は暗記が中心で、文系科目が不得意な方でも高得点を狙いやすいとされています。
また、理科の中では地学や生物は暗記によって得点を伸ばしやすく、物理や化学のような思考力や計算力が必要な問題が少ない傾向にあります。
得点しやすい科目を探している方がいれば、公民や地学・生物などの科目を選択して受験することをおすすめします。ただし、元から得意科目がある方の場合は、その科目を生かした方が特典を伸ばしやすいこともあります。
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早めに受験科目を絞りすぎないように注意する
大学受験の受験科目を選択する際には、早めに受験科目を絞りすぎないように注意する必要があります。受験科目を絞ると特定の科目に集中して学習することができますが、代わりに受験できる大学の選択肢が狭くなってしまいます。
例えば文系学部を目指す方が英語・国語・地理歴史の3科目に絞って学習した場合、地理歴史ではなく数学を受験科目にしている文系学部は選択肢から外れることになります。受験科目を絞らない方が、志望校の幅が広がって自分に合った大学を受験しやすくなります。
志望校がすでに決まっているなら、その大学の受験で必要となる科目に絞り込んで対策するのも良いですが、そうでない場合は早いうちから受験科目を絞りすぎないように気をつけましょう。
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