大学受験塾で安い塾の特徴!費用や授業料金が安い学習塾の注意点を紹介!
投稿日:2021/01/20
更新日:2022/06/27
大学受験塾で費用や料金が安い塾の特徴
大学受験にあたっては、多くの方が大学受験塾を利用することになります。そこで、少しでも経済的な負担を減らすため、できるだけ費用が安い大学受験塾を探しているという方も少なくないことでしょう。
大学受験塾で指導を受けるにはそれなりの費用がかかることになります。授業料の相場としては、集団指導塾の場合は66〜101万円、個別指導塾の場合は76〜141万円となっています。
指導形式 | 月額授業料 |
---|---|
集団指導塾 | 66〜101万円 |
個別指導塾 | 76〜141万円 |
大学受験塾の費用相場について詳しく知りたい方は「【大学受験塾の費用】高校生の平均の塾代はいくら?個別・集団指導で比較!」もぜひ参考にしてください。
しかしこちらはあくまで相場であり、全国の集団指導塾や個別指導塾の中には、上表の範囲から外れている塾も多くあります。
ここでは、料金が安い塾とはどのような塾なのか、その特徴について紹介します。
集団指導形態をとっている
料金の安さで大学受験塾を選ぶなら、集団指導の塾を探すのがおすすめです。集団指導の場合、講師1人が60〜120人などの大勢の生徒を相手に指導できるため、塾としては講師を採用するための人件費を抑えることができます。
個別指導だと生徒数人に対して講師が1人必要となるので、より多くの講師を確保するための人件費が必要となります。集団指導で人件費が抑えられることで、その分安い授業料でも運営できるようになります。
個人経営である
個人経営の大学進学塾は、大手の塾や予備校と比較して料金が安い傾向にあります。小規模な個人経営の塾では、莫大な費用がかかるテレビCMや電車の広告などを出せないことが多いですが、その分広告費が抑えられるので安い授業料として生徒に還元することができます。
また、個人経営なら大手のように多数の講師を採用する必要もないので、人件費も大手より安くすることができ、それが授業料の安さに反映されていることが多いです。
割引制度や特待制度が充実している
大学受験塾の中には、料金を安くしてもらえる制度が充実している塾もあります。割引制度や特待制度、成績保証制度などがあると安い金額で通うことができます。塾選びの際は、こういった制度があるか確認してみることをおすすめします。
兄弟割
秀英予備校では兄弟割引制度が用意されています。これは兄弟姉妹で入塾すると、弟又は妹の授業料が約30%オフになるという制度です。年齢の近い兄弟姉妹がいて一緒に通う場合には、兄弟割引を利用すればお得になります。
特待制度
河合塾では特待生制度として、スカラシップ制度を用意しています。入塾後の成績や学習態度が優秀な生徒がスカラシップ生として認められ、奨学金が支給されます。
奨学金の支給条件や支給額は、エリアや校舎によって異なります。支給条件としては「授業出席率」「サクセスクリニックの成績」「指定の模擬試験での成績」などにおいて、一定の成果を上げることが求められます。また支給額は、最低5万円から、最高で半期の授業料が半額になるともされています。
優れた学力がある方なら、特待生制度を活用すると良いでしょう。
成績保証制度
開智総合学院では、成績保証制度を導入しています。これは入塾してから60日以内に指導内容に満足できない、または成績がまったく上がらない場合に授業料が全額返金される制度です。万が一成績が伸びなくても、返金があるので安心して入塾できます。
オンラインの塾・予備校である
オンライン塾・オンライン予備校は、パソコンやスマホを活用し、オンラインでの指導を行います。録画された授業を視聴できるだけでなく、リアルタイムでのやり取りをしながら指導してもらうことが可能です。
オンライン塾・オンライン予備校には校舎や教室といった設備が不要であり、それらに経費がかからないため、一般的な塾や予備校と比較して料金が安くなる傾向にあります。また、インターネット環境さえ整っていれば自宅にいながら指導を受けられるので、通塾の交通費もかからなくなります。
このような特徴があるので、一般的な塾や予備校に通うよりも、オンライン塾・オンライン予備校を利用する方が経済的な負担を軽くできることが多いです。
また、大学受験の塾にはいつから通えば良いのか知りたい方は「大学受験の塾はいつから通えばいい?私立・国立大学受験ごとに通う時期を紹介!」も参考にしてみましょう。
大学受験塾で費用や料金が安い塾を選ぶ際の注意点
費用が安い大学受験塾を利用する場合には、確認しておくべき注意点もあります。安さだけに惹かれて大学受験塾を選んでしまうと、指導内容に満足できなかったり、思ったほど安くなかったりといったトラブルの元になります。
安い理由がはっきりしているか
料金が安い大学受験塾を選ぶときには、「広告費をかけていないから」のように、はっきりとした授業料が安い理由があるかを確認するべきです。
料金が安いと、講師によるフォローやサービスが不足している可能性もあるので、安い理由がわからないまま入塾してしまうと、通ってみてから指導内容に不満を感じることがあります。
具体的には「授業以外のフォローが全くなかった」「志望校別の対策が一切なかった」「学生講師だったので教え方がわかりにくかった」と後悔することにもなりかねません。
料金が安いことには必ず理由があるはずなので、その理由に納得できた塾を選択することが大切です。なぜ安いのかわからない場合には、入塾前の面談で安い理由について聞いてみると良いでしょう。
年間費用の合計金額はいくらか
大学受験塾の中には、普段の授業料が安くても、入塾金や教材費、季節講習費や入試直前講座がかかり、トータルすると年間費用が高くついてしまうところもあります。
このように授業料だけを見て安いからと入塾してしまうと、他の料金がかさんで結局割高になることがあります。
そのため、入塾前には年間費用の合計金額がどれだけ掛かるかを確認する必要があります。授業料だけでなく年間費用で比較してみることで、本当に安い塾はどこかが分かります。
ほかにも、大学受験塾を選ぶ際のポイントが知りたい方は「高校生の大学受験の塾選びのポイント!おすすめな学習塾の選び方!」もぜひ参考にしてください。
大学受験塾で費用や料金が安い塾2選
それでは、実際に大学受験塾で費用や料金が安い塾にはどのような塾があるのか、例として2つ紹介します。
武田塾|授業をしない自主学習重視の予備校
特徴 | 授業をしない自主学習重視の予備校 |
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所在地 | 全国、オンライン |
授業形式 | 個別指導 |
料金・費用 | 不明(最安で2万円~/月) |
2022年合格実績 | 東京大学、京都大学、大阪大学、北海道大学、一橋大学、慶応義塾大学、早稲田大学、上智大学、同志社大学、順天堂大学、他 |
武田塾は、全国に教室を展開している個別指導専門の予備校です。
武田塾の大きな特徴と言えるのが、授業をするのではなく、自学自習による受験対策を行うことです。1つの参考書を完璧に理解できるまで先に進まず、徹底的な自学自習をすることで、生徒が自ら考えて問題を解く力を身につけることができます。
また、丁寧なカウンセリングで生徒の学習進度や志望校を把握し、それに応じた個別カリキュラムを作成しています。常に生徒のレベルに合わせた指導をすることで、効率良く学力を伸ばしています。
武田塾では、最安で月2万円から個別指導を受けることができます。もちろん、指導の受け方(科目数や指導頻度)によって変動しますが、最低料金は個別指導としては安い金額設定であるため、気軽に個別指導を受けてみたい方も利用しやすいです。
武田塾の特徴をさらに詳しく知りたい方は「【武田塾】口コミ評判や料金、合格実績を紹介!参考書ルートとは?」もぜひ参考にしてください。
個別指導学院ヒーローズ|生徒に合わせたピンポイント指導
特徴 | 生徒に合わせたピンポイント指導 |
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所在地 | 全国 |
授業形式 | 個別指導 |
料金・費用 | 105,600円/年(小学生) 158,400円/年(中3) 211,200円/年(高3) |
2022年合格実績 | 不明 |
個別指導学院ヒーローズは、250校以上の教室を全国展開している個別指導塾です。
個別指導学院ヒーローズでは、生徒一人ひとりの個性に合わせた勉強の仕方を指導しているのが特徴です。自分に合った勉強方法を知ることで、無理なく学習を進められるようになり、学習に対するモチベーションも高まります。
さらに、個別指導学院ヒーローズの授業ペースは生徒に合わせて調整されています。苦手分野のある生徒に対しては、苦手を克服するためのピンポイントな指導も行い、得意分野に変えられるようにしています。
また、個別指導塾の中では低価格であることも特色となっています。1コマ1,100円からというリーズナブルな料金設定なので、経済的な負担が軽いです。
ただし、個別指導ということもあり実際にかかる料金は、希望する指導の受け方によって異なるので、一度問い合わせてみると良いでしょう。
また、個別指導学院ヒーローズの口コミや評判をさらに詳しく知りたい方は、「個別指導学院ヒーローズの口コミ評判はどう?料金・費用や合格実績は?」も参考にしてください。
大学受験塾の費用を抑えるためのポイント
大学受験塾の費用を抑えるにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、費用を抑える4つのポイントを取り上げます。
受講コマ数を最低限にする
大学受験塾の費用を抑えるためのポイントのひとつが、受講コマ数を最低限にすることです。志望校の試験内容をよく確認し、対策する必要のない科目は受講することがないようにしましょう。
特に私立大学を受験する場合であれば、国公立大学を受験するのと比較して、対策しなければならない科目が少なくなります。また、得意科目については受講せず自力で受験対策を行い、苦手科目のみ大学受験塾で指導を受けるという方法もあります。
浪人せずに現役で合格する
浪人せずに現役で合格することも、大学受験塾の費用を抑えるためのポイントとなります。浪人生が独学で志望校合格を目指すのは簡単ではなく、ほとんどの方が塾や予備校にもう1年通って受験対策をすることになります。
そのため、浪人をすればそれだけ大学受験塾の費用も多くかかってしまいます。大学受験塾にかかる学費を無駄にしないためにも、集中して受験対策に取り組むようにして、現役で志望校への合格を勝ち取れるようにしましょう。
教育ローンを借りる
大学受験塾の費用を抑えるには、教育ローンを借りるという方法も考えられます。
教育ローンの中には、塾や予備校の学費支払いに使用できるものがあります。例として、横浜銀行の教育ローンは、大学の入学金や授業料のほか、塾や予備校の費用の支払いにも使えます。
なお、教育ローンは卒業後に返済が必要となりますが、受験対策期間中の経済的な負担は軽くすることができます。借入可能額や金利やをよく確認した上で利用すると良いでしょう。
「受験生チャレンジ支援貸付事業」に相談する
大学受験塾の費用を抑えるポイントとしては、受験生チャレンジ支援貸付事業に相談することが挙げられます。
受験生チャレンジ支援貸付事業とは、世帯収入が少なく塾の学費が工面できない受験生を対象として、塾の学費や大学受験料を無利子で貸し付けする事業のことです。
この制度を利用することで、経済的な余裕のない家庭でも、大学受験塾に通うことができます。また、大学受験で合格して入学できた場合には、返済が免除される特典もあります。
まずは大学受験塾の資料請求をしてみよう
最後に、おすすめの大学受験塾を知るにはどうすれば良いのかお伝えします。
塾ごとに指導システムや講師の質などに特徴はあり、その違いを比較して見てみることは大切ですが、結局最後に判断軸になるのは「自分に合っているか」「自分のやる気が上がるか」です。
そのため、後悔しない塾選びをするには、気になる塾を3つほどピックアップし、塾の資料請求をしたり体験授業に行ってみることをおすすめします。
資料請求や体験授業はほとんどの塾で無料なので、ぜひ気軽に問い合わせてみましょう。
おすすめの大学受験塾が知りたい方は「大学受験の塾ランキング!おすすめの大手進学塾や個別指導塾13校を比較!」をご覧ください。

MBA・FPオフィスALIVE
大学院修了後、大手流通企業に就職するものの3か月で退職をし、実家に戻り酒造会社の販売部門で店長を経験する。その後福岡に移住して投資用不動産販売企業へ就職するも1年少しで退職し、退職後はフリーターであらゆる職を経験しながらFP2級を取得し、2017年にFPオフィスALIVEを開業。2021年にMBA・FPオフィスALIVEへと事務所名を変更し現在に至る。専門は、不動産投資・海外投資(特にオフショア投資)・相続事業承継。