大学受験に必要な科目や教科一覧!文系/理系や私立の科目選択、共通テストの科目数!

投稿日:2021/04/14

更新日:2024/10/29

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大学受験に向けて1つ重要な決定となるのが、どの科目で受験するかということです。大学受験における科目は、文系/理系によって異なるだけでなく、大学ごとにもさまざまな違いが見られます。

そのため、みなさんの中にはどの科目を選んで受験するべきかわからないとお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、大学受験の科目一覧を、文系/理系別に紹介していきます。大学受験を控えている方は、ぜひ科目選びの参考にしてください。

今回の記事の内容をまとめると、以下のようになります。

・大学受験の科目の早見一覧表
・文系学部の大学受験の科目は、英語、国語、地歴公民または数学から1科目選択が一般的
・理系学部の大学受験の科目は、英語、数学、理科が一般的
・大学入学共通テストの受験科目は、国立文系の場合は英語、数学2科目、国語、情報、理科、地歴・公民から2科目が一般的
・大学入学共通テストの受験科目は、国立理系の場合は英語、数学2科目、国語、情報、理科から2科目、地歴・公民が一般的
・大学受験の受験科目選択でのポイントは「志望校の出願条件となる受験科目をチェックする」「受験科目と併せて配点もチェックする」「得点につながりやすい科目を選択する」「英語は文系・理系共に重要科目となる」「早めに受験科目を絞りすぎないように注意する」
・大学受験の受験科目選択や配点の注意点は「早めに受験科目を絞りすぎないようにする」「得意・不得意よりも志望大学の必要科目を選択する」「新しい「情報」の科目で差がつく可能性がある」

この記事を最後まで読むことで、大学受験における受験科目が把握できます。また、受験科目を選択する上でのポイントも理解できるでしょう。

大学受験に向けて受験に必要となる科目が知りたい方や、科目の選び方が気になる方はぜひ参考にしてください。

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大学受験の科目一覧

ここでは、「国立文系」「私立文系」「国立理系」「私立理系」の基本的な受験科目をまとめました。なお、大学によってはこの表とは異なる試験科目を課している大学もありますので、そちらはご留意ください。

大学・学部 共通テスト 個別試験
国立文系 ・外国語
・数学IA
・数学IIB
・国語
・地歴・公民1
・地歴・公民2
・理科
・情報
・英語
・国語
・地歴公民or数学から1科目選択
私立文系 ・英語
・国語
・地歴公民or数学から1科目選択
国立理系 ・外国語
・数学IA
・数学IIB
・国語
・地歴・公民
・理科1
・理科2
・情報
・英語
・数学
・理科
私立理系 ・英語
・数学
・理科

国立文系を目指す場合、個別試験で理科が課せられることはありません。したがって、理科に関しては共通テスト対策のみが必要となります。

個別試験で課される科目については英語と国語が必須科目であり、残り1科目は地歴公民または数学から選択して受験することになります。個別試験で受験する科目は応用力も求められるため、英語と国語に加えてどの科目を選択するのか早めに決定し、十分な対策をしましょう。

私立文系を目指す場合は共通テストの対策をする必要はなく、個別試験対策のみが求められます。個別試験では英語と国語のほか、地歴公民または数学から1科目選択して受験することになります。受験する科目については、発展的な内容の問題も解けるように対策する必要があります。

国立理系を目指す場合であれば、国語と地歴公民については共通テストでのみ課されるため、共通テストレベルの対策をしておけば問題ありません。個別試験では英語・数学・理科の3科目が必須であるため、応用レベルの問題にも対応できるように十分な学習をしておくことが求められます。

私立理系を目指す場合は、共通テストへの対策は不要となっています。個別試験では英語・数学・理科が必須科目なので、この3科目については万全の対策を行い、難易度の高い問題にも対応できるようにしておきましょう。

さらに2025年入試(2024年度入試)から、共通テストに「情報」という受験科目が課されます。これは文系・理系に関係なく、ほとんどの大学で入試科目に課されることになります。

過去に出題がされていないので対策しにくい部分はありますが、できるだけ学校や塾の先生の協力をあおいで、できる対策はしておくようにしましょう。

大学受験におすすめの塾を知りたい方は「大学受験の塾ランキング!おすすめの大手進学塾や個別指導塾13校を比較!」をぜひ参考にしてください。

文系学部の大学受験の科目|私立や国立の個別試験の教科

・英語
・国語
・地歴公民または数学から1科目選択

文系学部の個別試験における受験科目としては、英語・国語・地歴公民または数学の3科目型が基本となっています。地歴公民が選択できる大学であれば文系科目のみで受験することができるので、文系科目を得意とする受験生に有利となります。

ただし、大学によっては3科目のうち1科目が小論文に置き換わっていることもあるので、その場合は小論文への対策も求められます。

また、中には英語ともう1科目など、2科目で受験が可能な大学や学部も見られます。しかし、2科目型の大学や学部は受験しやすいことから受験生の人気が高く、倍率が高くなりやすい面もあります。

科目が少なくて受験しやすいからといって安易に出願するのではなく、倍率や合格難易度も確認して出願することが大切です。

理系学部の大学受験の科目|私立や国立の個別試験の教科

・英語
・数学
・理科

理系学部の個別試験における受験科目としては、英語・数学・理科の3科目が課されるパターンが多いです。

理系学部であっても英語はほぼ必須となっているので、理系を目指す方でも英語への対策が重要となります。数学や理科では大学や学部によって出題範囲に差があるので、志望校の出題範囲はよく確認しましょう。

また、難易度の高い大学や医学部では理科が2科目課されていることがあり、物理や化学、生物といった分野の中から2つを選択することになります。

理科でどの分野を受験するかについては、単純に得意としている2分野を選択するという方法もありますが、思考や計算が得意な方であれば物理や化学、暗記するのが得意な方なら生物を選択することをおすすめします。

おすすめの予備校ランキングについて知りたい方は「【予備校おすすめランキング】全国的に人気で有名な大手予備校を比較!」を参考にしてください。

大学入学共通テストの受験科目|国立大学の一次試験の教科

教科 科目 配点 試験時間 備考
国語 国語 200点 100分
地理歴史・公民 世界史A
世界史B
日本史A
日本史B
地理A
地理B
現代社会
倫理
政治・経済
倫理,政治・経済
100点(1科目あたり) 60分(1科目あたり) 同じ名称を含む科目の組み合わせは不可
数学 数学I
数学I・数学A
数学II
数学II・数学B
簿記・会計
情報関係基礎
100点(1科目あたり) 60分(「数学I」「数学I・数学A」は70分)
理科
物理基礎
化学基礎
生物基礎
地学基礎

物理
化学
生物
地学
100点(1科目あたり) 60分(1科目あたり)
外国語 英語
ドイツ語
フランス語
中国語
韓国語
200点(リーディング100点、リスニング100点) 140分(リーディング80分、リスニング60分) 英語以外の受験生は、筆記200点(80分)
情報 情報Ⅰ 100点 60分 2025年入試より実施

参考:入学者選抜実施要項

※理科で受験する科目の選択方法は、出願時にA〜Dのいずれかを申し出る

A:理科①から2科目
B:理科②から1科目
C:理科①から2科目及び理科②から1科目
D:理科②から2科目

上の表では、国立大学の大学入学共通テストの受験科目についてまとめています。共通テストで課せられる科目は国語、地理歴史・公民、数学、理科、外国語、情報の6教科になります。

科目別に見ると、数学がIAとIIBで2種類、地理歴史・公民が世界史、日本史、地理、現代社会、倫理、政治・経済などから2種類、理科が物理、化学、生物、地学から2種類となります。

なお国公立文系の場合は、国語、地理歴史・公民から2種類、数学で2種類、理科から1種類、外国語、情報の6教科8科目が課されるのが一般的です。

また国公立理系の場合は、国語、地理歴史・公民から1種類、数学で2種類、理科から2種類、外国語、情報の6教科8科目が課されるのが一般的です。

国語はどの大学でも必須であるケースが多いですが、国語以外の5教科については志望大学や学部に合わせて、科目を選択して受験することになります。したがって、共通テストでの得点を伸ばすにはどの科目を選択するかが重要なポイントとなっています。

文系学部を目指す受験生が地理歴史・公民を選択する際、多くの方は自分が得意とする科目を選んでいます。また、大学で学びたいことがはっきり決まっている方の場合は、その分野の基本となる科目を選択することもあります。

もうひとつの選び方としては、相性の良い組み合わせで選択するという方法もあります。社会の各科目には内容が重なっている点も多いので、組み合わせによっては効率良く学習が進められることもあるためです。

理系学部を目指す受験生が理科の科目を選択する方法としては、単純に得意としている科目を選ぶこともできます。ただし実際には、大学で将来的に学ぶ内容の土台となる科目を選択する方も多いです。例えば薬学部を志望する受験生であれば、化学を選択する方が多い傾向が見られます。

また、学部によっては最初から科目が指定されているケースもあります。大学でどんなことを学びたいのかを一度考えてみて、その基礎となる科目を選択することをおすすめします。

大学受験の受験科目はいつ選ぶべき?

通っている高校にもよりますが、一般的には高校2年生になるタイミングで文系・理系のどちらに進むかを選択することが多いです。また、受験科目の選択もそのタイミングで行うことがほとんどです。

受験する科目を早い段階で決めておけば、その後の受験勉強を計画的に進めることができます。遅くとも高校3年生の春までには、受験科目を決めておくようにしましょう。

特に推薦型選抜を利用する場合には、高校3年生の夏ごろから受験が始まることもあるので、受験科目を早めに決めないと十分な対策をすることができません。なお、最終的にどの科目を受験するかは出願の際に決めるので、一度決めた科目がどうしても合わないと感じる場合は、出願前であれば変更が可能です。

大学受験の受験科目選択に関するポイント

大学受験の受験科目はどのように選択すれば良いのでしょうか。ここでは、受験科目に関するポイントについて解説します。

志望校の出願条件となる受験科目をチェックする

大学受験の受験科目を選択する際のポイントとなるのが、志望校の出願条件となる受験科目をチェックすることです。志望校の受験科目を事前に調べておかないと、自分が得意としている科目が利用できず、自分の強みを生かした受験ができません。

また、逆に苦手としている科目が必須となっているケースもあります。得点できる自信のある科目がある方は、得意科目が利用できる大学の中から志望校を絞り込んでみるのもおすすめです。

受験科目と併せて配点もチェックする

大学受験の受験科目を選択する際のポイントとしては、受験科目と併せて配点も確認しておくことです。大学や学部によっては、特定の科目の配点比率を高くしていることがあります。

例えば同じ英語・数学・理科の3科目型の受験であっても、英語を重視した配点にしている大学の入試では、英語を得意としている受験生が有利になります。大学や学部ごとの配点についてもチェックし、自分に有利な配点の志望校を探すと良いでしょう。

得点につながりやすい科目を選択する

大学受験の受験科目を選択するにあたっては、なるべく得点につながりやすい科目を選ぶのがポイントとなります。

例えば地歴公民では公民が、理科では地学や生物が得点につながりやすいことで知られています。公民の中でも特に倫理は暗記が中心で、文系科目が不得意な方でも高得点を狙いやすいとされています。

また、理科の中では地学や生物は暗記によって得点を伸ばしやすく、物理や化学のような思考力や計算力が必要な問題が少ない傾向にあります。

得点しやすい科目を探している方がいれば、公民や地学・生物などの科目を選択して受験することをおすすめします。ただし、元から得意科目がある方の場合は、その科目を生かした方が特典を伸ばしやすいこともあります。

大学受験の勉強法が知りたい方は「【大学受験の勉強法】勉強前にやることや効率が良い勉強方法を紹介!」をご覧ください。

さらに、大学受験に必要な勉強時間がどのくらいか知りたい方は「大学受験の勉強時間はどのくらい?受験生の平均勉強時間を学年別に紹介!」もぜひ参考にしてください。

習得が早い科目を選択する

大学受験での受験科目を選択する際のポイントとして、習得が早い科目を選択することが挙げられます。

科目によって習得までにかかる時間には差があり、必要となる知識の量が多い科目や、演習を繰り返して理解を深めなければならない科目は習得に時間がかかります。このような科目は、多くの学習時間を割かないと得点源にできません。

それに対し、求められる知識の量が限られている科目や、暗記だけで得点できる科目は習得しやすく、短期間の学習でも得点源にすることが可能です。例えば社会の科目の中では、現代社会がすぐに暗記できて得点に結びつきやすい科目となっています。

効率良く得点を伸ばしたいのであれば、このように習得が早く得点しやすい科目を選択することをおすすめします。

英語は文系・理系共に重要科目となる

大学受験の受験科目に関するポイントとして、英語は文系・理系共に重要科目となることが挙げられます。

上でも紹介した通り、英語は文系・理系に関係なくほぼ必須となっています。そのため、文系・理系のどちらに進むか迷っている方も優先して英語を得意科目にしておくべきです。英語を苦手としていると、文系・理系のどちらの受験においても不利になってしまいます。

また、英語は単語や文法などの基礎知識が十分になければ得点を伸ばすことは難しいため、早めに手を付けておかなければ思うように得点源にできないことも多いです。まずは基礎知識を定着させることから始め、基礎を身につけた上で読解問題や英作文の問題に取り組むようにしましょう。

大学受験の受験科目選択や配点に関する注意点

早めに受験科目を絞りすぎないようにする

大学受験の受験科目を選択する際には、早めに受験科目を絞りすぎないように注意する必要があります。受験科目を絞ると特定の科目に集中して学習することができますが、代わりに受験できる大学の選択肢が狭くなってしまいます。

例えば文系学部を目指す方が英語・国語・地理歴史の3科目に絞って学習した場合、地理歴史ではなく数学を受験科目にしている文系学部は選択肢から外れることになります。受験科目を絞らない方が、志望校の幅が広がって自分に合った大学を受験しやすくなります。

志望校がすでに決まっているなら、その大学の受験で必要となる科目に絞り込んで対策するのも良いですが、そうでない場合は早いうちから受験科目を絞りすぎないように気をつけましょう。

得意・不得意よりも志望大学の必要科目を選択する

大学受験の受験科目を選択するときに注意したいのが、得意・不得意よりも志望大学の必要科目を選択することです。

大学によって課せられている試験科目は異なり、必須科目については必ず受験することになります。得意科目で受験したいと考えるのは当然のことですが、志望大学によってはどうしても苦手科目を受験しなければならないケースも少なくありません。

得意・不得意だけで科目を選択していると、出願できる大学はかなり限られてしまいます。志望大学の試験科目は早めに確認しておき、必要な科目についてはなるべく早く対策を始められるようにしましょう。

不得意な科目であっても、時間に余裕があれば十分な対策をして克服を目指すことができます。

新しい「情報」の科目で差がつく可能性がある

2025年の大学入学共通テストからは、新しく「情報Ⅰ」の科目が課されることになりました。これは、2022年度から高校で必修科目となっている情報Ⅰの能力が問われる試験科目です。

情報Ⅰはコンピューターを活用したコミュニケーションやデータの分析、自分で問題を解決する能力を伸ばすことを目的とした科目です。

そのため、情報Ⅰの試験では情報リテラシーに関する問題やデータ分析の問題、コンピューターやネットワークに関する問題などが出題されることになります。また、プログラミングやコードに関しての出題も考えられます。

今までになかった科目が新設されることになるので、情報の対策が十分にできているかで他の受験生と差がついてしまう可能性があります。2025年入試からは、大学入学共通テストに向けて情報Ⅰの対策も欠かさないようにしましょう。

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