高校受験に落ちたら?失敗したらどうなるか、不合格時のその後の選択肢を解説!
投稿日:2021/01/27
更新日:2024/09/28
目次
高校受験を控えている受験生やその保護者の中には「もし落ちてしまったらどうしよう」と考えたことがある方もいるかと思います。実際に、高校受験に落ちてしまったらどうすれば良いのでしょうか。
そこでこの記事では、高校受験で落ちたらどうなるのか、不合格になったケースの選択肢についてお伝えしていきます。
今回の記事をまとめると、以下のようになります。
・高校受験に落ちた場合の選択肢は「他の高校を受験する」「定時制や通信制の高校を受験する」「高校浪人する」「高校認定を取得する」「就職する」など
・落ちないようするには、逆算して「とにかく勉強に打ち込もう」「志望校のレベルを見つめ直そう」「滑り止め校のレベルのバランスを考えよう」
・落ちた場合に親はお子さんの気持ちを理解してあげることが大切
・高校受験に失敗したとしても、人生そのものが失敗したわけではない
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高校受験に落ちたらどうするかを考えて準備しておこう
現在の日本では、高校から義務教育ではなくなるため、進学するには高校入試を受ける必要があります。しかし入試では、努力したからといって必ずしも合格できるわけではありません。
そのため「高校受験で志望校に落ちたらどのような選択肢があるのか」また「不合格となってしまったときのお子さんへの接し方」について知っておくことが大切です。
後悔しないような選択ができるように、万が一受験に落ちたときのことについても考えておきましょう。
高校受験に落ちたら・失敗したらどうなる?
高校受験に落ちたらどうなるのでしょうか。高校受験に失敗してしまうと、まずは自分の思い描いていた将来とは異なる道を歩むことになるため、ショックを受けてしまうでしょう。
他にどの高校を受けるべきなのか、それとも高校受験以外の選択肢を取るべきなのかなど、不安が募って正常な判断ができなくなってしまう可能性があります。
私は公立高校を第1志望として受験しましたが、不合格でした。ちょうど昨日が合格発表でした。ずっと憧れていて本当に大好きな高校だったので、落ちたことがとてもショックです…
春からは私立の併願高校に通います。通い始めたら楽しくなるとは思うのですが、春休み中が本当に憂鬱です。お世話になった方々や合格発表の瞬間を思い出すと涙が止まりません。落ちたのは自分が悪いのですが本当に辛いです。引用:Yahoo!知恵袋
上の口コミは、第一志望の公立高校が不合格になってしまい、私立の併願校に通うことになったという体験談です。確かに第一志望校に進学できないのは残念なことですが、実際に通い始めると楽しくなることもあります。
また、併願校の方が学習環境や大学受験サポートが充実していることも考えられます。第一志望校に合格できなかったとしても、前向きになるべきだと言えます。
高校受験に落ちた!失敗したらどうなるか、不合格時のその後の選択肢
高校受験に落ちてしまったときには、具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか。
高校受験に失敗した後の選択肢としては、基本的には以下のどれかの道を選ぶことになると考えておきましょう。
他の高校を受験する
第一志望校の受験に失敗した場合には、他の第二志望以降の高校に進学することが一般的です。
高校受験では推薦入試、私立高校、国公立高校の順番で入試が行われ、国公立高校は同じ日に受験が行われることが多いのに対し、私立高校は受験日がバラバラで複数受験することが可能となっています。
そのため、滑り止めとして複数の私立高校を受験しておくことをおすすめします。また、後期日程で試験がある国公立高校もあるため確認しておきましょう。
令和5年度における、全国の高校入試の日程表については全国高校入試日程表でまとまっているのでぜひご覧ください。
公立高校の二次募集を視野に入れる
第一志望校に落ちてしまった場合、公立高校の二次募集を視野に入れるという選択肢もあります。
定員割れになった公立高校では、二次募集が行われることがあります。二次募集は高校受験の中では遅めの時期に実施されるので、第一志望校や併願校で落ちた後でも受験できます。
ただし、すべての公立高校で二次募集が行われるわけではないので、自分が進学したい高校が必ず二次募集を実施するとは限らない点には注意が必要です。
また、二次募集は出願期間が短く、試験や合格発表までのスパンも短く設定されていることが多いです。なので、二次募集を受験する際はなるべく早めに情報を集め、スケジュールをきちんと把握しておかなければなりません。
定時制や通信制の高校を受験する
全日制高校だけではなく、夕方だけ、昼間だけなど時間を選べる「定時制高校」や、人付き合いが苦手な方や持病等で通学が難しい方向けに、自宅で勉強ができる「通信制高校」も視野に入れると選択肢が広がります。
定時制高校や通信制高校であれば、公立高校や私立高校に落ちてしまってからでも出願が間に合うことがあるので、その後の選択肢として挙げられます。また、全日制高校に比べると合格しやすいというメリットもあります。
高校浪人する
高校受験に落ちてしまった場合、翌年に受験にチャレンジする高校浪人という選択肢もあります。しかし、高校浪人をしても必ずしも合格するとは限らず、再度落ちてしまう可能性もあります。
また、高校浪人をすると入学時に年齢が違うことから周囲になじめないこともあります。さらに、浪人している間は塾の費用などのお金もかかることになります。
他にも、高校浪人をした理由が説明できないと就活時に不利になる可能性もあります。本人の精神的・金銭的にも負担となるため、あまりおすすめはできません。
高校認定を取得する
将来的に大学に進学したい場合には、アルバイトなどと両立できる高卒認定を目指すのも選択肢のひとつとなります。ただし、高卒認定はあくまで高校卒業程度の学力を保証するものなので、高校を卒業したという学歴には含まれないため注意する必要があります。
大学進学を目指さない場合であれば、定時制や通信制の方が高校を卒業したという学歴に含まれるため、就職には有利に働きます。大学を目指すのか就職するのかよく考えて選択しましょう。
就職する
中学卒業後、そのまま就職することも選択肢のひとつではあります。しかし、中卒で就職できる企業や職種はある程度限られる可能性があります。
また、就職して働きながら高卒認定の取得を目指すという手もありますが、仕事と両立するのは簡単なことではありません。
中卒で就職という選択肢もありますが、今後の人生の長いキャリアを踏まえた上で、進学や就職などのうちどの道に進むべきかを判断しましょう。
また、高校受験に向けた効果的な勉強法が知りたい方は「高校受験の勉強法まとめ!科目別の勉強方法・やり方はどうすればいい?」をぜひ参考にしてください。
高校受験に落ちたらどうなるかを知って逆算して動くことが大切!
ここまで、高校受験に落ちるとどうなるかについて取り上げてきました。高校受験で失敗しないためには、受験から逆算して行動することが重要となります。ここでは、受験に向けて具体的にどのように動くべきか解説します。
とにかく勉強に打ち込もう
高校受験で落ちないためには、とにかく勉強に打ち込むことが重要となります。当然のことではありますが、勉強をしなければ学力を伸ばすことはできず、志望校への合格も実現することはできません。
受験生には友達との遊びやゲームなどさまざまな誘惑があるため、つい勉強を怠ってしまうということが少なくありません。しかし、本気で高校受験で合格したいのであれば、そのような誘惑に打ち勝ってでも勉強に打ち込むべきです。
受験までは遊びに誘われたとしても断るなど、自分なりのルールを定めて勉強に集中できるようにしましょう。自分一人ではどうしても学習に集中できないような場合は、学習塾や家庭教師を利用して指導を受ける方法もあります。
志望校のレベルを見つめ直そう
高校受験で失敗しないためには、志望校のレベルを見つめ直すことも大切です。あまり頻繁に志望校を変えるのは良くないですが、高校受験は基本的に一度しかチャンスがないので、半年に1回を目安として慎重に志望校変更も検討しましょう。
自分の学力が思うように伸びなかった場合、志望校のレベルをそのままにしておくと合格することは難しくなります。
志望校の変更を検討する際は、模試の成績を参考にするのが良いでしょう。模試の成績では、合格可能性などの判定も確認できます。
また、学校や塾の面談で志望校のレベルを下げる方が安全であるとアドバイスされた場合は、その意見も取り入れて志望校を検討しましょう。志望校への合格の見込みがあるか、定期的に確認しながら受験勉強を進めましょう。
推薦入試も視野に入れよう
高校受験で失敗しないためには、推薦入試も視野に入れておくべきです。推薦入試は学校の推薦を受けて出願する受験方式のことで、一般入試とは受験する時期や試験の内容などが異なっています。
推薦入試を利用すれば、一般入試で落ちてしまいそうな受験生も、早めに合格を勝ち取って高校進学することができます。そのため、学校の推薦を受けられるだけの成績を修めているのであれば、推薦入試の利用も検討してみましょう。
ただし、推薦入試では小論文や面接、集団討論などが課せられることが多く、受験するためには独自の対策が必要となる点に注意が必要となります。
滑り止め校のレベルのバランスを考えよう
高校受験に向けては、滑り止め校のレベルのバランスを考えておく必要があります。例えば「挑戦校1校、実力相応校2校、安全校2校」のバランスで受けておけば、受験校に全落ちするリスクを下げることができます。
挑戦校は自分の学力での合格見込みが3~5割の高校、実力相応校は自分の学力での合格見込みが6~7割の高校、安全校は自分の学力で十分に合格が見込める高校のことを指します。
このうち挑戦校や実力相応校のみを受験してしまうと、全落ちしてしまう可能性が出てきます。そこで安全校も受験しておくことで、志望する挑戦校への合格の可能性も残しながら、全落ちを防ぐことができます。
志望校を目指すことも大切ですが、全落ちすることがないよう滑り止め校のこともよく考えておきましょう。
高校受験に失敗した子供に親としてできることは?
お子さんが高校受験に失敗してしまったら、親はどのようなことができるのでしょうか。
ここでは、お子さんが高校受験に落ちた場合にどのように接してあげるのが良いか解説します。以下を参考にして、お子さんを支えてあげてください。
お子さんの気持ちを理解してあげる
親にとっても確かに辛いですが、受験に失敗したときに一番辛いのはお子さんです。
そのため、まずお子さんの気持ちを理解してあげることが大切です。親子の信頼関係のために、受験に失敗したからといって決して怒ることはせず、頑張ったことは褒めてあげるようにしましょう。
お子さんの気持ちを理解せず怒ったり責めたりすると、お子さんがさらに追い詰められてしまい、親子の信頼関係が失われることにもつながります。
お子さんが落ち込んでいるようであれば、優しく声をかけて慰めてあげるようにしてください。お子さんの気持ちが落ち着いたら、今度どうするかを一緒に考えてあげるようにしましょう。
あまり大きく残念がる様子を見せない
親ががっかりした様子を見せるとお子さんが自信を失い、自分を責めるようになってしまうかもしれません。残念そうな様子はできるだけ本人の前では見せないようにして、お子さんを優しく慰めてあげるようにしてください。
親が残念がってばかりいると、お子さんも深刻な気持ちになってしまい追い詰められてしまいます。親が残念そうな様子を見せないようにしていれば、お子さんの気持ちも少しずつ前向きになってきます。
お子さんが受験で失敗すると残念に感じてしまうのは無理のないことですが、お子さんの前ではそういった気持ちを見せないように努力しましょう。
必要以上に干渉しすぎない
お子さんの気分が沈んでいるようなら無理に明るく話しかけるようなことはせず、そっとしておきましょう。落ち込んでいるときに親に干渉されるのはお子さんにとっては苦痛なので、しばらくは一人にしてあげることも大切です。
高校受験で失敗したからといって、すぐに親から今後どうするのかの話題を持ち出すのはやめておきましょう。お子さんが一旦落ち着いて気分が持ち直したようであれば、優しく声をかけてあげるようにしてください。
頑張った過程を褒めてあげる
お子さんが高校受験で失敗してしまったとしても、頑張った過程を褒めてあげることが大切です。受験までにしてきた努力を認めてあげることで、お子さんが前向きな気持ちになることができ、併願校受験などに前向きに望めるようになります。
不合格だからといってまったく認めてもらえないと、お子さんは後ろ向きな気持ちになってしまい、受験へのモチベーションが低下する原因になることもあります。
不合格という結果だけを見るのではなく、お子さんが前向きに次の受験に進めるように、受験までに頑張った過程を認めてあげるようにしましょう。
高校進学後の新たな目標を一緒に考える
お子さんが高校受験で失敗してしまった場合は、高校進学後の新たな目標を一緒に考えてあげるのが良いでしょう。第一志望校に合格できなかったときに重要となるのが、お子さんの気持ちを前向きにしてあげることです。
進学した高校で上位の成績を修めることができれば、お子さんが自信を取り戻すこともできます。また、優れた成績を残すことで大学受験の推薦枠を獲得できることもあります。
さらに、将来の大学受験でどこを目指すかについても一緒に考えてあげることが大切です。次の目標を設定することで、お子さんの学習へのモチベーションが高まり、前向きに高校生活を送れるようになるでしょう。
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高校受験に落ちても人生が失敗したわけではない!
高校受験に落ちたからといって、人生そのものが失敗したわけではありません。中には、第一志望に合格できなかったからと絶望してしまう受験生もいますが、もちろんそこで人生が終わるわけではありません。
良い高校に進学することや、高卒の学歴を得ることは、確かに一つの成功体験を得るという意味で大切ではありますが、それだけが全てではありません。
人生においては高校受験で成功することよりも、その後の大学受験や就職に成功することの方が重要という考え方もあります。
高校受験で落ちたとしても、将来的な大学受験や就職で挽回しようと前向きな気持ちを持って、その後に努力し続けることが大切です。高校受験でどのような結果になろうと、その結果を受け止めて後悔することのない選択をするようにしてください。
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