高校受験の内申点とは?計算方法や低い方が上げるためのポイントを紹介!

投稿日:2021/02/22

更新日:2021/02/22

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高校受験の内申点とは?

高校受験では、入試のテストの点だけでなく内申点が大きく関わってきます。

内申点とは、中学から高校に提出される「内申書」という資料の中から、主に各教科の成績を点数化したもののことです。内申書は「調査書」という名で呼ばれることもあり、入試における合否判定の資料のひとつとして使われます。

基本的に中学の成績は、9教科を5段階の評価で数値化することによって決まります。しかし受験における内申点の制度はややこしく、直近の成績を単純に足せばいいというわけではありません。内申点の計算方法は都道府県によって異なり、また年度によっても変化しているため注意が必要です。

また、内申点は高校受験で非常に重要な位置付けです。都道府県によっては、受験全体の評価のうち3割以上を占めることもあります。したがって志望校合格に近づくためには、内申点の制度をしっかりと理解し、内申点を伸ばしていくことがとても大切です。

内申点は一般入試でも見られますが、特に内申点が重視されるのが推薦入試です。高校受験の推薦入試について詳しく知りたい方は「高校受験の推薦とは?推薦入試の種類や向いている学生の特徴、内申点対策を解説!」をぜひ参考にしてください。

高校受験の内申点の計算方法

「関心」「知識」「技能」「思考」の4項目が問われる

内申点は「関心・意欲・態度」、「知識・理解」、「技能」、「思考・判断・表現」の4つの項目をもとに決められます。

(1)「関心・意欲・態度」(忘れ物、発言、提出物など授業態度が前向きであるか)
(2)「知識・理解」(丸暗記するだけではなく、正しく理解できているか)
(3)「技能」(学んだことを、適切な場面で正しく使えているか)
(4)「思考・判断・表現」(学んだことをみずからの知識としてアウトプットできているか)

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もちろん定期テストの点は非常に重要ですが、そのほか普段の授業態度なども問われます。

宿題や課題をきちんと提出することや、先生の話をきちんと聞くこと、積極的に発言していくことが内申点の向上につながります。期末試験以外にも、授業中の小テストや実技テストの結果なども参照されます。

なお、かつては全学年のうち上位7%が成績5といったように相対評価で内申点が決められていましたが、近年では上記の4項目に基づき一人ひとりの能力を評価するという「絶対評価」での評定がなされているのが特徴です。

計算方法は都道府県ごとに異なる

高校受験で使われる内申点の計算方法は、都道府県によってルールが異なります。受験直前の成績だけが参照されるわけではないので、しっかりと自分の住んでいる地域のルールを確認しておきましょう。

例えば東京都・長野県・静岡県・愛知県・福岡県は中3の成績のみを参照しますが、神奈川県では中2・中3の成績を用いて計算されます。千葉県や広島県、長野県などは中1〜中3の広い範囲を均等に扱います。

他にも、宮城県のように実技4教科を2倍にするなど、科目によって評価の割合が異なる都道府県もあります。

3年のみの評定を使う都道府県は、東京都のほか長野県、静岡県、愛知県、福岡県などがあります。一方、宮城県、千葉県、広島県、長崎県など、1年・2年・3年の評定が均等に扱われる都道府県も数多くあります。

ベネッセ教育情報サイト『「内申点」って何? 高校受験とどう関わる?【高校受験】』

東京都の計算方法の例

先ほど述べたように、内申点の計算方法は都道府県によって異なるので、自分の内申点がどの程度であるのかは各自でしっかりと計算し把握しておきましょう。計算方法や比率は、各都道府県の教育委員会のホームページ等で知ることができます。

ここで東京都の場合の具体的な例を見てみましょう。東京都の場合は、中学3年次の3学期の成績で内申点が決まります。メインの5教科は等倍で、実技4教科の成績は2倍して合計します。

例えば「国語5、数学4、英語3、理科4、社会4、音楽4、美術5、保健体育3、技術家庭5」の場合は
「内申点=(5+4+3+4+4)+(4+5+3+5)×2=54」となります。

また、「全科目がオール5」の場合は
「内申点=5×5教科+5×4教科×2倍換算=65」となります。

内申点のアップなど、高校受験を意識した勉強をいつから始めれば良いのか知りたい方は「高校受験の勉強はいつから本気になれば間に合う?中学生が高校入試勉強を始める時期を解説!」をぜひ参考にしてください。

高校受験の内申点を上げるためのポイント

定期テストで高得点を目指す

内申点を上げるためには、定期テストの点数を上げることが欠かせません。定期テストは基本的にその学期で習った範囲全体から出題されるので、直前に勉強するのではなく毎日コツコツと予習・復習しておくことが大切です。

具体的には評価4を目指す場合は75点以上、評価5を目指すには90点以上を目標としましょう。教科書の例題や授業中の小テストと似たような問題が出ることが多いので、テスト前に見直しておくのがおすすめです。

授業にきちんと出席する

どんなに定期テストの点数が良くても、欠席が多ければ内申点は下がってしまいます。なるべく欠席や欠席、早退をせず、授業にきちんと出席するようにしましょう。特に体育や技術家庭など実技がメインとなる教科は、テストそのものよりも授業が重要視される傾向にあります。

また、ただ出席するだけでなくきちんと「参加」することが大切です。居眠りやあくびなどをせず、しっかりとノートを取り集中して授業に取り組みましょう。体調不良や家庭の事情でやむを得ず欠席する場合は、欠席することがわかった時点で速やかに先生に連絡しましょう。

課題を期限内に提出する

授業では課題や宿題が出されることがあります。提出物は期限内にきちんと仕上げて提出しましょう。課題は授業内容を深めることを目的に作られています。そのため課題をしっかりとこなせば、テスト対策や学力の向上にも有効です。

なお課題は自分でしっかりとこなすことが大切です。人のを丸写しして提出することのないようにしましょう。人の宿題を写しても実力の向上にはつながらない上に、先生に見つかるとかえって悪い評価をされてしまう恐れもあります。

授業態度を良くする

授業では先生の話を聞いて、積極的に取り組んでいるかどうかも重要視されます。挙手して発言したり、反対にわからないことがあれば質問したりする姿勢を見せましょう。

特に音楽や美術などの実技では、上手下手だけでなく、学問への積極性が高く評価されます。はっきりと声を出す、姿勢を良くするといった細かなことでもいいので、できる部分から取り組んでいきましょう。

そのほか実験や実習などのグループ学習では、協調性も重視されます。他の生徒の意見もしっかりと聞きながら、協力して課題や授業に取り組みましょう。

高校受験の内申点が低い方は学習塾に通うのがおすすめ

高校受験のために内申点を上げたいという方は、学習塾に通うことをおすすめします。学習塾では通っている中学校ごとの定期テスト対策をしてくれるため、一人で勉強するよりも効率よく成績を伸ばすことができます。

内申点の上げ方だけでなく、志望校ごとや都道府県ごとの内申点の計算方法や目指すべき目標についても相談に乗ってくれます。

また学習塾に通えば、毎日コツコツと勉強を続けるという学習習慣が身に付きます。自宅だと集中して勉強が続けられないという方にもおすすめです。

高校受験でおすすめの塾が知りたい方は「高校受験の塾ランキング!おすすめの大手進学塾や有名塾を比較して紹介!」をぜひ参考にしてください。

また、高校受験の塾にいつから通えば良いのか目安を知りたい方は「高校受験の塾はいつから通うべき?中学生が塾に入る時期を徹底調査!」をぜひ参考にしてください。

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