大学受験の費用は平均いくら?かかるお金や値段・相場を解説!

投稿日:2021/02/16

更新日:2021/06/25

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大学受験の費用は平均いくら?

大学受験の際には、受験料をはじめさまざまな費用が必要になります。このような費用は受験生や受験生のご両親にとっては大きな負担になるため、具体的にどのような費用が必要になるのか、その内容や金額が分からず不安に思われるかもしれません。

2018年度にBenesseが実施した調査では、大学受験にかかった費用の平均は、国公立大学の場合が28万円弱、私立大学の場合が34万円弱でした。また、最終的に入学に至らなかった併願大学への納付金も含めた場合、平均の費用は国公立大学の場合が38万円強、私立大学の場合が44万円弱でした。

日本政策金融公庫が2018年2月に発表した調査結果によると、子ども1人当たりの大学受験にかかった費用は、国公立大学の場合が28万円弱、私立大学だと34万円弱となっています。入学しなかった学校、つまり併願大に支払った納付金も合わせると、国公立大学で39万円強、私立大学だと44万円弱かかっています。

Benesse『大学受験にかかる費用、平均30万~40万!?【知っておきたいお金の話】』

ただし、この金額は平均であり、多くの大学を併願する場合はその学校の数だけ費用が必要となります。したがって、受験生によって大学受験に必要な費用には大きな差があります。

また、大学受験塾に通うのにかかるお金が知りたい方は「【大学受験塾の費用】高校生の平均の塾代はいくら?個別・集団指導で比較!」もぜひ参考にしてください。

大学受験の費用相場

願書代

大学区分 費用
国公立大学 基本無料
私立大学 1校につき300〜1,500円程度

大学の願書は、国公立大学の場合は基本的に無料となっています。一方で私立大学の場合、1枚につき300円から1,500円程度の費用がかかることがあります。

また、願書を郵送にて取り寄せる場合は、送料もかかります。反対に郵送にて提出する場合は、その分の送料も必要となります。

もし大学に直接出向いたり入試説明会に参加した際に入手すれば、送料を節約することができるので、大学に行く機会があればそのタイミングで願書を購入しましょう。

受験料

試験名 費用
大学入学共通テスト 12,000円(2教科以下)
18,000円(3教科以下)
国公立大学(二次試験) 17,000円
私立大学(一般入試、学校推薦、総合型選抜) 35,000円
私立大学(大学入学共通テスト利用入試) 15,000円
私立大学医学部 60,000円

受験料は、受ける試験や大学の区分(国立か私立か)によって異なります。

まず大学入試共通テストは、科目数が2教科以下の場合が12,000円、3教科以下の場合は18,000円となっています。受験する教科数が少なければ費用を抑えることができるので、志望校や志望学部に合わせて受験教科数を決めるとよいでしょう。

国公立大学を受験する場合は、大学入試共通テストの受験料に加えて、2次試験の受験料の17,000円が必要となります。

一方で私立大学を受験する場合は、受験料は35,000円程度となります。また、大学入試共通テスト利用で私立大学を受験する場合は、受験料は15,000円程度となります。ただし、この場合は大学入試共通テストの費用もあわせて必要となります。

なお私立大学のなかでも、医学部については受験料が高く設定されている場合が多く、費用の相場は60,000円程度となっています。

交通費

会場までの交通手段 往復費用
電車圏内 500〜2,000円など
新幹線が必要 20,000〜40,000円など
飛行機が必要 30,000〜50,000円など

自宅から遠い大学を受験する場合は、交通費もかなり必要となります。自宅から通学できる範囲であれば、交通費は概ね2,000円程度までに抑えることが可能です。

しかし、遠方の大学を受験するために新幹線を利用する場合、20,000円から40,000円程度の交通費が必要となります。また、飛行機を利用する場合は、30,000円から50,000円程度必要です。もちろん、保護者に同行してもらう場合はこれらの2倍の費用が必要となります。

ただし、最近は大学によって地方で試験を行っている場合もあります。遠方の大学であっても、このような制度を利用すれば、交通費を抑えることができます。

宿泊費

エリア 1泊料金
都心部(東京や大阪など) 7,000〜10,000円
地方 5,000〜7,000円

遠方の大学を受験する際は、交通費だけでなく宿泊費も必要となる場合があります。

宿泊費は、東京や大阪といった都心部については他の地方よりも費用が高くなります。さらに、交通費と同様に保護者に付き添ってもらう場合は、その分プラスの費用が必要となります。

また、他の受験生と同日に宿泊することになるため、大学から近くてリーズナブルなど条件の良い宿泊施設は、試験日前後に混み合う可能性があります。宿泊施設の予約が必要だと判断した場合は、できるだけ早めに確保しておいた方がよいでしょう。

滑り止め校の納付金

入試日程によっては、滑り止め校の納付金を支払う必要がある場合もあります。

国公立大学の合格発表は、一般入試の場合は3月以降となります。しかし私立大学の入学手続きの期限は、それよりも早い時期に設定されている場合がほとんどです。

つまり、第1志望が国公立大学で、滑り止め校として私立大学を受験した場合は、実際に入学するかどうかにかかわらず入学金を納付する必要があります。また、この入学金は入学を辞退した場合でも、返還されることはほとんどありません。

滑り止め校の納付金の相場は、国公立大学や私立大学を平均して8〜10万円程度となっています。滑り止め校を確保するためには、受験料などに加えて10万円程度の費用が必要であることを知っておきましょう。

大学受験でかかるお金や値段をシミュレーション

項目 費用
願書代 国立大学1校、0円
私立大学3校、3,000円
受験料 大学入学共通テスト18,000円
国公立大学(二次試験)17,000円
私立大学(一般)3校、105,000円
交通費 大学入学共通テスト2日、2,000円
電車圏内3校、3,000円
新幹線が必要1校、30,000円
宿泊費 1泊、8,000円
滑り止め校の納付金 85,000円
合計 271,000円

上にある表は、大阪の受験生が東京の国公立大学1校、大阪の私立大学3校を併願した時のシミュレーションです。

願書代については、国公立大学は基本的に無料なので、私立大学3校分が必要になり、合計で3,000円必要になります。

受験料については、まず国公立大学を受験するため、大学入学共通テストと国公立大学の2次試験を受験する必要があります。さらに、私立大学の受験料が1校あたり35,000円程度なので、受験料としてかかる費用の合計は10.5万円となります。

また、4校のうち3校は自宅から電車で行ける範囲ですが、東京の大学を1校受験するために、新幹線代と宿泊費が必要です。交通費の合計は35,000円、宿泊費は8,000円となります。

さらに、滑り止め校として1校確保しておくための納付金85,000円も必要となります。

これらの受験にかかるすべての費用を合計すると、271,000円になります。大学を受験するためには、かなりの費用が必要であることが分かります。

大学受験の費用を抑える3つの方法

併願校の数を減らす

受験生としては、なるべく希望に近い大学の入学資格を確保しておきたかったり、安心のために複数の併願校を受験したいと考えるかもしれません。

しかし、併願校が増えるほど受験にかかる費用が増えていくことになります。さらに、併願校受験によるストレスや疲れによって、第1志望の大学のための学習が疎かになったり、試験当日も集中できなくなる可能性もあります。

併願校はむやみに多数受験するのではなく、よく検討したうえで、数を絞って受験するほうが良いでしょう。

新幹線や飛行機に乗る回数を減らす

自宅から遠方の大学を複数校受験する場合、その都度新幹線や飛行機に乗らなければならず、交通費だけでも相当な出費となります。こうした交通費を節約するためには、できるだけ長距離移動の回数が少なく済むように工夫することが大切です。

例えば、地方の受験生が東京に試験を受けに行く回数を1回で済むように、試験日程から受験校を決めることも有効です。宿泊費は1泊8,000円から10,000円程度なので、新幹線や飛行機に比べるとかなり費用を節約できます。

学資ローンを借りる

学資ローンとは、学費の支払いが困難な学生や保護者を対象に、官民が提供している融資サービスです。受験にかかる費用にも学資ローンは利用できるので、どうしても資金がない場合は検討してみるのも1つの手段です。

ただし学資ローンは奨学金とは異なり、有利子での貸与となる場合がほとんどです。また、奨学金ほど厳しいものではありませんが、申し込みに際して条件がある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

また、高校生におすすめの塾が知りたい方は「高校生におすすめの塾ランキング!高3生に人気の個別指導の学習塾など9校を比較!」をぜひ参考にしてください。

さらに、おすすめの予備校ランキングが知りたい方は「【予備校おすすめランキング】全国的に人気で有名な大手予備校を比較!」を参考にしてください。

 

監修者:飯田道子(ファイナンシャルプランナー)

監修者:飯田道子(ファイナンシャルプランナー)

Financial Planning Office Paradise Wave(パラダイスウエーブ)代表。海外生活ジャーナリストであり、ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)でもある。金融機関勤務を経て96年にFP資格を取得後、現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行う。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住や金融・保険情報を得意としている。

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