塾の夏期講習だけ通うのはどう?メリットや意外なデメリットを紹介!
投稿日:2021/02/18
更新日:2021/02/18
塾の夏期講習だけ通うのはどう?
夏休みシーズンになると、多くの塾が「夏期講習」を開催します。夏期講習は短期集中型のプログラムで、2週間や10日間など短い期間で決められたカリキュラムをこなしていきます。
塾の中には、普段塾に通っていない生徒でも夏期講習だけ通えるというところが多く存在します。
夏期講習だけを単独で受講することには、メリットもデメリットもあります。夏期講習の利用を考えている生徒やその保護者の方は、しっかりと夏期講習の特徴について把握しておきましょう。
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塾の夏期講習だけ通うメリット
長期休暇の勉強時間を確保できる
夏期講習は基本的に学校が夏休みの間に実施されます。そのため、夏休み期間中の勉強時間を確保するのに適しています。
学校の授業以外にほとんど勉強していないという生徒は、夏休みに入ると勉強をしなくなることが多いです。もし夏期講習に通えば、家では勉強しないという方でも毎日時間通りに勉強できます。
また夏期講習は、これから学習習慣を身につけたいと考えている方にとっても非常に効果的です。普段は部活動や他の習い事などで忙しいという生徒も、夏期講習なら通いやすいため両立ができます。
自分の苦手科目や分野をピンポイントで対策できる
期間の決められた夏期講習では、ピンポイントで押さえておくべきところを学べることが多いです。広い範囲ではなく苦手部分だけをしっかりと対策したい方にとって、夏期講習は非常に適しています。
塾や予備校では毎年多くの生徒にほぼ同じ内容を指導しているため、多くの人がつまずきやすい分野や間違えやすい問題を熟知しています。そのため自分だけで勉強するよりも、的確に学んでおくべき部分を理解できます。
塾の雰囲気を知ることができる
普段塾に通っていない生徒は、塾がどのようなところなのか、なかなか雰囲気を知る機会がありません。しかし夏期講習に行けば、実際の塾の雰囲気を知ることができます。
例えば講師の雰囲気や他の生徒の様子など、パンフレットやホームページからはわからないような部分も知ることができるでしょう。
もし雰囲気が気に入れば、夏期講習だけでなくそのまま入塾するという選択肢も選べます。実際に体験してから塾を決めたいと考えている方におすすめです。
周囲の学力レベルや自分の立ち位置がわかる
大手の進学塾なら、学年や志望校別にクラスが分かれています。夏期講習に通えば、集団の中での自分のレベルや、周囲の学力レベルを知ることができます。
周囲に仲間や友達がいると、一人で勉強するよりもモチベーションが上がりやすいです。学校ではなかなかわからない、他者の点数や勉強に向き合う姿勢も知ることができます。
また夏期講習に通う生徒は、やる気のある方が多い傾向にあります。そのため良いライバルとなり、勉強する意欲や刺激を与えてくれます。
塾の夏期講習だけ通うデメリット
塾のカリキュラムの一部のため内容が理解できないことがある
夏期講習は決められた期間内に行うため、あくまでも塾のカリキュラムの一部という位置付けです。
基礎から全ての範囲を学ぶわけではないので、普段勉強をあまりしてこなかった人にとっては、いきなり夏期講習に参加しても学習内容が理解できないことがあるかもしれません。
特に大手の塾になればなるほど、1学期中に学んだ内容のまとめであったり先取り授業である可能性が高いです。そのため、きちんと塾のレベルや夏期講習の内容を確認した上で通うことをおすすめします。
周囲のレベルの高さに圧倒される可能性がある
先ほど述べたとおり、夏期講習は基礎を一から学ぶのではなく、ステップアップした内容であることが多いです。さらに通う生徒の多くが普段から塾に通っているため、周囲の学習レベルが非常に高いです。
無理して夏期講習に通うと、周囲のレベルに合わず自信を無くしてしまう恐れがあるため注意が必要です。
ある程度の実力があり、さらに成績を上げたいと考える方には問題ないでしょう。一方で、基礎から丁寧に学びたい方にとっては、いきなり夏期講習に参加するとついていけない可能性があります。
入塾の勧誘を受けることが多い
塾に通っていない生徒が夏期講習に申し込むと、入塾の勧誘を受けることがとても多いです。夏期講習の最終日に面談を行ったり、中には何度も自宅に電話がかかってきたりというケースもあります。
中には、「早く入塾しないと他の子との差が開きます」といった言葉でプレッシャーをかけられる場合もあります。もちろん希望して継続したい場合には良いですが、流されて望まない塾に入塾しても、生徒にとって良いことはないので注意しておきましょう。
塾の夏期講習だけ通うかどうかは受講目的を明らかにして決めよう
夏休みの間の学習習慣を身につけたい、周囲との差を知りたいなど、受講目的を明らかにしておけば夏期講習を有効活用できます。
夏期講習に通う場合は、何のために受講するのかという目的をまず考えてみましょう。生徒にとって適した学習方法はひとりひとり異なるので、周囲に流される必要はありません。
目的がはっきりしていれば、夏期講習の後に勧誘を受けても冷静に判断ができるでしょう。また料金形態など入塾後に不安な点がある場合も、夏期講習のタイミングではっきり質問しておくのがおすすめです。
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