予備校の学費を免除するには?特待生制度で授業料を減免しよう!

投稿日:2021/02/16

更新日:2021/02/16

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予備校の学費を免除するには?

受験のために予備校に通おうか検討している受験生はたくさんいることでしょう。

しかし予備校に通うには、年間で数十万から百万円近い学費がかかってしまうことがネックとなります。そのため、予備校の学費を免除したい、できるだけ安く通いたいという方も多いでしょう。

そんな方におすすめなのが、予備校に用意されている特待生制度を利用することです。この制度を利用すれば、授業料の免除や減免を受けることができ、経済的な負担を軽くできます。

ここでは、特待制度の概要や制度を受けられる条件などについてご紹介します。また、特待生制度以外にも予備校によって割引制度が用意されていることもあるため、これらも併せて確認しておくことでよりお得に予備校に通えます。

予備校の費用がどのくらいかかるのか、学費の相場を知りたい方は「【予備校の費用・学費】浪人生の大学受験の授業料金・値段を大手3社で比較!」もぜひ参考にしてください。

予備校の学費を免除する特待生制度の概要

対象者

特待制度は誰でも利用できるわけではありません。各予備校によって利用の対象者が異なるため、事前に確認しておかなければなりません。

例えば、「現役生のみ」「浪人生のみ」といったように受験生のタイプで決めているところもあれば、「予備校が定めるクラスやコースを選択している」といったような所属クラスやコースの条件で決めるところもあります。

成績の条件

特待制度を利用するためには、成績が一定の条件を満たしていなければなりません。成績の条件は予備校によって異なるため、自分の学力で目指すことができるのか事前に比較しておくのが良いでしょう。成績の条件の例として、例えば以下のようなものが挙げられます。

・「東大本番レベル模試」においてA判定やB判定など一定の判定結果を得られること

・学業成績や全国模試の成績、出席状況が一定の基準をクリアしていること

・入学時に受ける「入学コース診断テスト」の成績が優秀であること

免除・減免金額

特待制度の適用を受けられた受験生は授業料などの学費が免除・減免されます。これらは各予備校によって設定が異なるため、どの程度免除・減免されるのか確認しておきましょう。免除・減免の程度としては例えば以下のようなものがあります。

・授業料2か月分無料

・授業料2か月分半額

・授業料1か月分無料

・入会金無料

・入会金半額

申請タイミング

特待制度を利用するためには、予備校に利用を申請する必要があります。各予備校によって「入塾前」や「入塾後」など申請が必要なタイミングが異なるため、事前に確認しておきましょう。

もし申請タイミングを勘違いしていると、必要な書類の準備が間に合わずに申請できなかったといったことなどになりかねません。

大手予備校の特待生制度!駿台、河合、代ゼミ、東進で比較!

数ある予備校の中でも、大手予備校には特待制度が充実しているケースが多く、狙ってみる価値は十分にあります。そこで以下では、大手予備校である「駿台」「河合」「代ゼミ」「東進」の4校の特待制度についてご紹介します。

駿台予備校

対象者 現役生、浪人生
申請タイミング 入塾後
成績の条件 ・模試の成績が一定以上
・偏差値の大幅アップ(50→70など)
免除・減額制度 ・現役生向け:授業料の一部免除
・浪人生向け:授業料の約1/2あるいは1/4相当額、入学の1/2相当額を「奨学金」として授与

駿台予備校には現役生と浪人生を対象に、それぞれ別々の特待制度があります。

浪人生向けの制度では、成績や出席状況などが優秀な生徒をスカラシップ生と認定し、奨学金を授与しています。また、前期と後期のそれぞれで対象となる生徒を認定していて、特待制度を利用できるチャンスが年に2度あります。

一方で、現役生向けの特待制度に関しては公式ホームページに明記されていません。ただし、模試の成績が優秀な生徒に対して授業料の一部免除があるようです。詳しい情報については、予備校へ直接問い合わせてみましょう。

河合塾

対象者 浪人生
申請タイミング 入塾後
成績の条件 ・基礎、完成、実践の各シリーズの成績が優秀
・全国統一模試の成績が優秀
免除・減額制度 ・授業料の約1/2相当の金額
・授業料の約1/4相当の金額
・入塾金の約1/2相当の金額

河合塾には、浪人生を対象にした特待制度があります。

特待生になるためには、河合塾の設定している基礎シリーズや完成シリーズなどの学習コースで優秀な成績を残すことが必要です。合わせて全国統一模試の成績も一定以上のレベルに達していなければなりません。

特待生に選ばれた場合は、授業料の半額免除や1/4免除のほか、入塾金の1/2のいずれかの減免を受けられます。複数の減免制度があることから、複数人の生徒を対象に特待生として認めていることが分かります。

なお、認定の審査は年に2回行われています。一方で、特待生の採用基準については現状公表されていません。

代々木ゼミナール

対象者 浪人生
申請タイミング 入塾前、入塾後
成績の条件 ・入学コース診断テストで高い成績を残すこと
免除・減額制度 ・大学受験科の年間学費の全額あるいは一部減免

代々木ゼミナールでは、浪人生のコースである「大学受験科」を対象とした特待制度を用意しています。

特待生の選考基準は入学後のコースを決定する「入学コース診断テスト」の成績が高いこととなっています。また、入学コース診断テストは年2回実施されており、入塾時以外でも選考に参加できるチャンスがあります。

なお、大学受験科のどのコースを受けている生徒も特待生の選考対象となっています。特待生に認定されれば、年間の学費が半額もしくは一部減免を受けることができます。

また、テストを指定期間までに受験することで「早期割引制度」も適用され、50,000円の授業料減免を追加で受けられます。詳細な日程はホームページを確認すると良いでしょう。

東進衛生予備校

対象者 現役生
申請タイミング 入塾前
成績の条件 ・数学特待制度:中学時代の通知表の数学の評価が最大であること(5段階評価であれば「5」)
・数学特待制度:全国統一中学テストやその他の模試で高い成績を残すこと
・東大特進コース向け制度:詳細不明
免除・減額制度 ・数学特待生:入学金やコース授業料が無料となり、総額約230,000円の免除
・東大特進コース向け:授業業の一部減免。詳細不明。

東進衛生予備校では、現役生向けの特待制度を設定しています。また、他の予備校とは異なり数学に特化した「数学特待制度」となっています。

選考を受けるためには、中学時代の直近の通知表のうち、数学が最高評価(5段階ならば5)を得ていることや、模試での成績が優秀であることが必要となります。

特待生として認められれば、入学金や数学に関する講座の授業料が全て無料となり、総額約230,000円相当の免除を受けられます。

一方で、東大特進コースにも特待制度が設けられており、学業成績が優秀な生徒に対して授業料の一部減免をしています。詳細が公表されていないので、予備校に問い合わせてみましょう。

予備校の学費を免除する各種割引制度やキャンペーン例

前年度在籍者は入学金が無料

前年度にも同じ予備校に在籍していた場合は、次年度の入学金が新たにかからない制度を設けている予備校があります。高校1年生や2年生のときから入塾しているなど1年以上続けて通っている方や、前年度の受験で浪人することになった方が対象になります。

前年度在籍者は授業料が無料(合格保証制度)

予備校の中には、合格保証制度の採用により授業料が無料になる場合があります。合格保証制度とは、前年度にも予備校に在籍していたにもかかわらず、前年度の受験で惜しくも不合格となった生徒に対して翌年の授業料を無料にする制度です。

一方で、合格保証制度の対象になるためにはいくつかの条件があるため、事前に確認しておくと良いでしょう。予備校によっても内容は異なりますが、例えば授業の出席率が一定以上であるか、指定した模試を受けているか、などがあります。

予備校模試を受けた方は授業料が一部免除

予備校が実施している模試を受けた方は、授業料が一部免除されるという制度があります。模試の成績よりも模試を受けたことそのものが選考基準になるので、特待制度と比べるとハードルが低くなっています。

このような模試を通じた免除制度は、模試の認知度や受験者数を増やしたいという予備校側の意図があります。

説明会に参加した方は授業料が一部免除

予備校では、入塾前に説明会を実施しているケースが多くあります。予備校によっては、この説明会に参加した方に対して、もれなく授業料を一部減免するという制度を設けています。

予備校としてはこのような制度を用意することで、説明会に参加する生徒を増やしたいという意図があります。

一次試験に合格した方は学費が半額免除

一次試験に合格した受験生を対象に、学費を一部免除する制度を用意している予備校もあります。

特に医学部予備校によくある制度であり、前年度の受験で一次試験に合格したものの、面接や小論文などの二次試験で不合格となった生徒に対して、授業料を半額免除しています。

この制度を利用するためには、合格通知などの合格を証明できるものが必要なため、提出方法や提出時期などを事前に確認しておきましょう。

この制度を設けることで予備校側としては、医学部に合格できる可能性が高い生徒を積極的に受け入れることができるので、次年度の合格実績が高くなるというメリットがあります。

また、予備校ではなく大学受験塾の費用相場が知りたい方は「【大学受験塾の費用】高校生の平均の塾代はいくら?個別・集団指導で比較!」もぜひ参考にしてください。

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