浪人は辛い?楽しい?きついとされる浪人生活の実態をアンケートで調査!
投稿日:2020/10/04
更新日:2022/02/11
目次
きついとされる浪人生活の実態についてご説明します。
「浪人生活は楽しい?辛い?」
「きつい浪人生活を楽しむための方法は?」
浪人生の中には、このような疑問や不安をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回の記事では以下のようなことをお伝えしています。
・私立大学進学者の場合、「楽しかった」が61%、「辛かった」が37%
・国公立大学進学者の場合、「辛かった」が68%、「楽しかった」が29%・浪人生活を楽しいと思うための心構えは「ひたすら勉強して成績を伸ばそう」「プレッシャーを楽しもう」「人生の中で最も自由な1年だと認識しよう」「友達との人間関係は大切にしよう」「定期的に模試を受けてモチベーションをキープしよう」・浪人生活が辛い・きついと感じる人の特徴は、「志望校が決まっていない」「これまで勉強する習慣がなかった」「浪人生活は孤独に頑張ろうとしている」
・浪人生活が楽しいと感じる人の特徴は、「志望校が決まっていて行きたい理由がある」「勉強は好きだが高校時代は忙しくて受験勉強ができなかった」「浪人仲間と切磋琢磨している」
・辛い浪人生活を楽しむためにおすすめの塾や予備校は「武田塾」
この記事を最後まで読むことで、辛いとされる浪人生活に不安を抱えている方も、浪人生活をきついと感じている人の特徴、楽しいと感じている人の特徴を知ることができ、きつい浪人生活を楽しむためのヒントを見つけることができるでしょう。
浪人生活は辛い?楽しい?アンケート調査結果!
大学受験ではすべての受験生が成功するわけではなく、合格できずに浪人してしまう受験生が一定数います。翌年の受験に向けて学習することになる浪人生活は、辛いと言われることもあれば楽しいと言われることもありますが、浪人生活の実態はどうなっているのでしょうか。
そこで、今回は浪人生活を経験した方を対象としたインターネット調査と該当調査を行いました。実際に浪人になった方の意見をもとにして、浪人生活の実態を見ていきましょう。
※おすすめの予備校ランキングが知りたい方は「【予備校おすすめランキング】全国的に人気で有名な大手予備校を比較!」を参考にしてください。
調査期間 | 2020/09/15~29 |
---|---|
調査対象者 | 性別:指定なし 年齢:18歳以上 条件:大学受験で浪人をしたことがある 人数:ネット調査90人、街頭調査90人 |
辛かった(回答率60%)
孤独で精神的に辛い時期があった
調査結果より、「浪人生活は孤独で精神的に辛い」と感じる浪人生が多いことが分かりました。
浪人生が特に孤独を感じるのは、現役で大学に進学した高校時代の友達が、サークル活動やアルバイト、恋愛などを楽しんでいることを知ったときや、友人が浪人している自分に気を遣って、遊びの誘いを全くしてこないときなどが挙げられます。
人付き合いが減って遊ぶ機会がなくなってしまうことから、孤独や辛さを感じることが多いようです。
高校の同級生の中で浪人する人が少なかった
高校の同級生で浪人する方が周囲に少なかった場合、特に辛さを感じてしまうことが多いようです。周囲に浪人する友達がいないことで、より自分だけ社会に取り残されているという感覚を持ちやすい傾向にあります。
さらに同じ境遇の友達がいないことから、誰にも悩みを相談することができず、辛さを一人で抱えこんでしまう方もいるでしょう。
成績が思うように伸びなかった
浪人生が辛いと感じる理由として多く挙げられたのが、浪人生活を送っても成績が思うように伸びなかったからというものです。
同じ授業を受けているのに周囲の方が成績が伸びていることがあったり、今年も大学受験に落ちたらどうしようというプレッシャーを感じてしまうと、やはり成績が伸びないことで辛さを感じてしまいます。
実際に大学に合格できるまで、不安やストレスに悩まされる浪人生も多くいるようです。
志望校に合格できなかった
浪人生活が辛かったと感じてしまう理由としては、結局志望校に合格できなかったためというケースもあります。
浪人生として1年間受験勉強を頑張ってきたにも関わらず第一志望校に落ちてしまうなど、浪人生活の成果が合格という形で報われなければ、「せっかく頑張ったのに」と浪人生活が辛い思い出として残ってしまいやすいです。
楽しかった(回答率30%)
予備校で気があう友達がたくさんできた
浪人生活が楽しかったと回答した方の意見としては、予備校で新しくできた友達と授業の間の休み時間や放課後に楽しい時間を過ごせたというものが挙げられました。
自分と同じ環境にいる浪人生が多く通っている予備校であれば、気の合う友達もできやすく、浪人生活でも楽しく過ごせることが多いようです。
ちなみに、「楽しかった」と回答した方の約8割が男性であったため、どちらかと言えば女性よりも男性の方が浪人生活を気楽に過ごせるようです。
恥ずかしかった、その他(回答率10%)
現役合格している同級生と比べてしまった
浪人生活を送る中で、現役合格して大学生活を送っている同級生に劣等感を感じてしまうこともあるようです。受験に失敗して浪人生となった自分と、成功して大学生になっている同級生を比較してしまうという方が少なくありません。
親に迷惑をかけていると感じた
浪人生活を送る中で恥ずかしさを感じたという方の意見としては、年間100万円を超える予備校費用を出してもらっていることで親への申し訳なさを感じたり、精神的なサポートをしてもらうことに恥ずかしさを感じたりすることがあるそうです。
浪人生活をすることで、親の経済的負担や子供の進路に関する不安が大きくなるため、迷惑をかけていると感じてしまうことが多いです。
電車で参考書を開いたときの周囲の視線
浪人生活を送っていた方の中には、公共の場所などで浪人生はどのように思われているのだろうという意識が働いてしまい、勉強をするときに必要以上に第三者の目線を気にしてしまうという悩みを抱えていた方もいます。
【国公立/私立別】浪人生活は辛い?楽しい?の回答に大きな差が!
浪人生活が辛かったか楽しかったかという質問に対しては、私立大学進学者と国公立大学進学者で回答が大きく異なるという結果が出ました。アンケート結果の詳細や、そこから推測される浪人生活の実態について見ていきましょう。
私立大学進学者の場合
私立大学進学者の場合、浪人生活が「楽しかった(61%)」と回答した方が「辛かった(37%)」より多いという結果になりました。
私立大学では受験に必要な科目が3~4科目となっているので、同じ浪人生であっても国公立大学進学を目指す方と比較すると、受験勉強にかかる負担が少なくなります。そのため、予備校友達と話を楽しむような時間的な余裕や、精神的な余裕ができやすい傾向にあります。
したがって、私立大学を目指す方であれば浪人生活を送ってもあまり辛さを感じてしまうことが比較的少なく、楽しく過ごせるケースも多いと考えられます。
国公立大学進学者の場合
国公立大学進学者の場合、浪人生活を送るのが「辛かった(68%)」と回答した方が「楽しかった(29%)」と回答した方を上回っています。これは私立大学進学者の回答とは対照的な結果と言えます。
国公立大学では受験に必な科目が5教科7科目と私立大学に対して非常に多いことに加え、大学によっては正答率8割以上を求められるなどミスも許されない試験となります。
さらに国公立大学を目指す受験生の中には、家庭の経済状況により学費の高い私立には行くことができない方もいるので、そのぶん絶対に合格しなくてはならないというプレッシャーが大きくなります。
これらの理由から浪人生活の時間的・精神的な負担が大きく、辛い経験として残りやすい傾向にあります。
辛い・きつい浪人生活を楽しいと思うための心構え
ひたすら勉強して成績を伸ばそう
浪人生活を楽しむためには、まずはひたすら勉強に取り組むようにしましょう。順調に成績が伸ばせるようになると、だんだんと勉強が楽しくなってきます。
また、浪人して予備校に通うようになると、高校教師よりわかりやすいプロの予備校講師の授業が受けられたり、現役生時代には理解できなかった分野が理解できるようになることもあるので、勉強の楽しさに気付けることがあります。
志望校合格を目指して、まずは勉強に集中することから始めてみましょう。
プレッシャーを楽しもう
受験する前からプレッシャーを感じながら浪人生活を送っていると、精神的な余裕がなく苦しいだけの毎日になってしまいます。
浪人しているのにまた落ちてしまったらどうしようなどと不安なことばかりを考えるのではなく、受かったら第一志望の大学に通えるとワクワクするようなキャンパスライフを想像しながら学習に取り組みましょう。
志望校のことを考えながら浪人生活を送ることで、勉強へのモチベーションも維持しやすくなります。
人生の中で最も自由な1年だと認識しよう
浪人生活を送るにあたっては、今が人生の中でもっとも自由な1年間であると認識して過ごすことが大切です。浪人生として送る1年は他に何かをする必要がなく、自分の勉強のためだけに自由に使うことができる時間となります。
これだけ自分のための勉強のみに熱中できるというのは、非常に恵まれた環境であると言えます。せっかく勉強に適した環境を手に入れたのだから、徹底的に勉強に費やそうという気持ちで受験勉強に取り組んでみると良いでしょう。
友達との人間関係は大切にしよう
浪人生の中には、勉強だけに集中するために予備校で友達を作ったりせず、一人で勉強しようと考える方もいます。しかし実は友達を作っても作らなくても、勉強に使える時間はそれほど変わることはありません。
それなら友達を作って受験情報を交換したり、勉強を教え合うような人間関係がある方が受験を乗り切りやすくなります。浪人生活では孤独感に悩まされる方も少なくないので、予備校でできた友達との人間関係を大切にすることをおすすめします。
また、友達に限らず、家族や周囲の人に相談して、サポートしてもらうことも大切なことになります。
家族や友人、予備校のチューターなどあなたの周りには、あなたの話を親身になって聞いてくれる人がたくさんいると思います。
悩みは不安は誰だって持っているものです。精神面で自分を保つことも受験勉強では大事になってくるので、1人で悩まず、誰かに打ち明けてサポートしてもらうのが良いと思います!
定期的に模試を受けてモチベーションをキープしよう
辛い浪人生活を乗り切るためには、定期的に模試を受けてモチベーションをキープすることも大切です。
現役生の場合は、定期テストなど学校のテストで自分の実力を試すことができます。周りの人と自分の実力の差を確認しながら勉強を進めることができるでしょう。次々にテストが行われるため、テスト対策をしながらモチベーションを維持して受験勉強を進めることができます。
しかしながら、学校へ通っていない浪人生の場合はそのようなテストがありません。そのため、定期的に模試を受けて自分の実力を確認しながらモチベーションをキープすることが重要です。
結果が悪い場合には「もっと頑張ろう」、良かった場合には「この調子で頑張ろう」とモチベーションを上げていきましょう。
また、大学時代に受けるべき模試について知りたい方は「【大学受験の模試おすすめ】予備校が運営する人気の全国模試を紹介!」をぜひ参考にしてください。
浪人生活が辛い・きついと感じる人の特徴
全体的に見ると、浪人生活が辛い・きついと感じる人が多いですが、そのような人にはどんな特徴があるのかご説明していきましょう。
志望校が決まっていない
浪人生活が辛い・きついと感じる人は、志望校が決まっていないという特徴があります。
人は目標がないとモチベーションを維持することが難しいものです。反対に明確な目標があると、それに向かって進むことができるので、たとえその道のりが険しくてもモチベーションを維持して頑張ることができるでしょう。
志望校が決まっていないと、目指すべきゴールが描けていない状態なので、モチベーションが続かず、日々の勉強が辛い・きついと感じてしまうでしょう。志望校が決まれば、志望校に受かること、その後の楽しい大学生活や将来像を描くことができるので、辛さを感じにくくなります。
これまで勉強する習慣がなかった
浪人生活が辛い・きついと感じる人は、これまで勉強する習慣がなかったという特徴もあります。人は慣れないことをやろうとするとストレスを感じやすいものです。
現役生の時に毎日コツコツ勉強をする習慣があった人は、浪人生になったら、さらにペースアップして勉強を持続できるでしょう。
しかし、現役時代に勉強をしていなかった人が急に1日に何時間も勉強しようとすると、大きなストレスになってしまいます。勉強の内容に関係なく、長時間机に向かって勉強すること自体が辛い・きついと感じてしまうでしょう。
浪人生活は孤独に頑張ろうとしている
浪人生活が辛い・きついと感じる人は、浪人生活は孤独に頑張ろうとする傾向にあります。
浪人生活は自分との戦いだからと、敢えて孤独に頑張る方は多いですが、1年という期間は孤独に頑張るには長すぎる期間と言えます。たった1人で孤独に耐えて1年間努力し続けられる人はほとんどいないでしょう。
友達と息抜きをしたり励ましあうなどコミュニケーションを取る機会がないと、精神的に追い詰められてしまい、受験勉強がどんどん辛い・きついと感じるようになります。
浪人生活が楽しいと感じる人の特徴
浪人生活が辛い・きついと感じる人が多い中、浪人生活が楽しいと感じる人も一定数います。そのような人にはどんな特徴があるのかご説明します。
志望校が決まっていて行きたい理由がある
浪人生活が楽しいと感じる人は志望校が決まっていてることが多いです。さらに、行きたい理由があるということも特徴です。
目指す大学が決まっているだけでなく、その大学で具体的にやりたいこと、さらにはその先にある将来の夢が決まっていると、それに向かって全力で頑張ることができます。
たとえ毎日の勉強が大変だったり、成績が伸び悩んでしまう時でも、辛い・きついというネガティブな感情になるのではなく、「志望校合格を叶えるために頑張ろう」とポジティブに楽しめるでしょう。
勉強は好きだが高校時代は忙しくて受験勉強ができなかった
浪人生活を楽しめる理由として、単純に勉強が好きというケースもあります。特に高校時代に運動部に所属していた人の中には、勉強がしたくても高校時代は忙しくて受験勉強ができなかったという受験生も意外と多いです。
そのような人の場合、浪人生になり勉強だけに自分の時間を割くことができると、毎日楽しみながら受験勉強をすることができます。勉強が楽しいと感じると、どんどん志望校対策を進めることができるので、学力も上がりやすくなるでしょう。
それにより、さらにやりがいを感じて頑張れるという好循環が生まれます。
浪人仲間と切磋琢磨している
浪人生活を楽しめる人は、浪人仲間と切磋琢磨しているという特徴があります。1人で孤独に頑張るというのではなく、仲間と一緒に楽しみながら頑張る人が多いです。
浪人生同士はライバルであり、お互いに協力しあう仲間でもあります。成績が上がらずに苦しい時も、浪人仲間が一緒に勉強してくれれば、諦めずに頑張ることができるでしょう。
また、浪人仲間に模試などで追い抜かれてしまった時には、次は追い抜こうと頑張れるものです。このように、互いに協力したり、競ったりする相手がいることで、辛い受験勉強も楽しいものに変わっていくでしょう。
辛い浪人生活を楽しむためにおすすめの塾や予備校
武田塾
辛い浪人生活を楽しむためにおすすめなのは武田塾です。
武田塾は、塾生と丁寧にカウンセリングを行い、成績・得意科目・苦手科目などを分析し、一人ひとりに合った志望校別個別カリキュラムを作成するのが特徴です。志望校合格に向けて必要な参考書、学習する順番、1年間の時間配分が決められ、それに沿って勉強することになります。
「志望校が決まっていない」「勉強する習慣がなかった」「孤独に頑張ろうとしている」という浪人生も、武田塾のサポートがあればスムーズに進めることができるので、受験勉強が楽しくなっていくでしょう。
また武田塾には、現役時の全落ちからの第一志望逆転合格や、偏差値30台E判定からの逆転合格など、浪人からの逆転合格実績が多々あるので、浪人生活に不安がある方でも安心して入塾できるでしょう。
武田塾の口コミや評判をさらに詳しく知りたい方は、「【武田塾】口コミ評判はどう?料金(費用)・合格実績は?」も参考にしてください。
また、浪人生活を楽しいと思えるには予備校選びも重要になってきます。おすすめの予備校ランキングが知りたい方は「【予備校おすすめランキング】全国的に人気で有名な大手予備校を比較!」も参考にしてください。