【大学受験の模試おすすめ2024】予備校が運営する人気の全国模試を紹介!

投稿日:2020/12/28

更新日:2024/04/28

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大学受験では自分の学力と志望校の偏差値を見比べながら学習していくことが大切ですが、そのうえで大切になるのが「模試」を活用した学習です。

模試は学校や予備校などで受けることができますが、皆さんはどのような心構えで受けているでしょうか。模試は単なる試験ではなく、自分に必要な受験対策を明確にしてくれるという多くのメリットがあります。そのため、大学受験においては模試をうまく活用することが大切です。

今回は、大学受験におすすめの模試や活用法、受けるメリットなどをチェックしていきましょう。

※おすすめの予備校ランキングについて知りたい方は「【予備校おすすめランキング】全国的に人気で有名な大手予備校を比較!」を参考にしてください。

大学受験の模試おすすめ2024|予備校が運営する人気の全国模試

駿台全国模試

駿台全国模試は問題の質が高く、最も難易度の高い模試として知られています。大学別模試とのドッキング判定も行っており、より正確なデータを得ることができます。

また受験者数がトップクラスに多い模試でもあるので、判定結果の信頼度が比較的高いという点も特徴です。

一方で難易度が高いため、基礎学力が足りていない受験生では十分なスコアが出せず、正確な学力を確認しにくいというデメリットがあります。

そのため、駿台全国模試は東大や京大といった難関大学を目指す受験生におすすめです。

駿台プレ共通テスト

駿台プレ共通テストは、共通テスト本番直前の時期に実施される模試です。

共通テストに近い時期に行われるので、本番での自分の実力が把握できるというメリットがあります。共通テストに向けて、自分の立ち位置を知っておきたい方におすすめです。

ただし難易度はやや高く、難関校を目指すハイレベルな受験生が多く受験します。そのため、学力が低めに判定されやすいことを心得ておき、結果を見ても自信を失わないようにしましょう。

駿台プレ共通テストは、難関校を目指すレベルの高い受験生や、ハイレベルな層の中で実力を試したい受験生に向いています。

ベネッセ駿台マーク模試

ベネッセ駿台マーク模試は、共通テストの内容に準拠した模試です。

国公立・私立を問わず、すべての大学を志望する受験生が参加できる模試となっています。難関国公立や医学部を志望する受験生も受けるので、問題の難易度はやや高いものとなっています。

約30万人が受験する大規模な模試であるため、現時点で実力を正確に把握できるのが特徴です。また、記述式模試も受験する場合は、そちらの結果と組み合わせて判定を出すことも可能です。

共通テスト対策のために、自分の実力や苦手分野を把握しておきたい方におすすめの模試と言えます。

河合塾大学別模試

河合塾大学別模試は、難関国公立大学や早稲田大学・慶應義塾大学といった特定の大学を志望する受験生向けの模試です。大学ごとの出題傾向や設問形式を分析し、それを基にした出題となっているので、模試を受けることで志望校別の対策ができます。

また、過去の入試データを生かすことで、模試の成績から志望校への合格の可能性を割り出すことができるのも特徴です。入試本番での自分の立ち位置をある程度把握することができます。

そのため、志望校別の入試対策をしたい方や、志望校への合格可能性を知りたい方に適した模試となっています。

河合全統共通テスト模試

河合全統一共通テスト模試は受験者数が最も多い模試として知られており、全国で40万人規模の受験者がいます。そのため、他の模試よりも全国順位や偏差値の信頼性が高いという特徴があります。

試験の難易度としては駿台模試より易しく、進研などの模試よりは難しいといった中間レベルの難易度となっています。

そのため、中堅レベルからややレベルの高い大学を目指している受験生、より信頼性の高い順位や偏差値を知りたい受験生におすすめです。

代ゼミ大学入学共通テスト入試プレ

代々木ゼミナールの模試は大学別、受験生の学年別でレベル別けされており、試験の種類が最も多いことが特徴です。受験者数も比較的多く、全国で数十万人規模の受験者がいます。

また、代ゼミ大学入学共通テスト入試プレは代ゼミの模試の一つであり、大学入試改革後の新システムに対応した試験問題となっています。

国語と数学の記述形式問題、英語の4技能のうちの記述形式の問題がそれぞれテキストスタイルで出題されます。そのため、新システムのテストにチャレンジしてみたいという受験生におすすめです。

東進全国統一高校生テスト

東進全国統一高校生テストは、東進ハイスクールが行っている模試です。理系科目を中心とした質の高い問題と、試験結果の詳細な分析データが特徴です。

さらに予備校の分析データは数十ページにもおよび、他の模試と比べる圧倒的に多い情報を得られます。模試を受けっぱなしにさせないという予備校の優しさが感じ取れます。

一方で、受験者のほとんどが東進ハイスクール生のため受験者数は少なく、順位や偏差値の数値の信頼性は比較的低めです。

以上から、東進全国統一高校生テストは、自分の苦手・得意分野が分かっていない人におすすめです。

医学部82大学判定テスト

医学部82大学判定テストは、東進が主催する医学部総合模試です。全国82校のすべての医学部の合否判定が出されるので、志望校への合格可能性がわかるだけでなく、自分の学力で合格が見込める医学部はどこかも把握することができます。

出題内容はマーク方式と記述方式を組み合わせたものとなっているため、大学ごとのさまざまな出題形式に対応した判定が可能です。

また東進のウェブサイトで復習ツールが公開されているので、間違えた問題はきちんと解けるように復習することもできます。医学部を志望するすべての受験生におすすめできる模試となっています。

また、おすすめの学習塾ランキングについて知りたい方は「【学習塾人気ランキング】中学受験・高校受験でおすすめの有名塾や進学塾を比較!」を参考にしてください。

大学受験の模試の種類

形式別

大学受験の模試の種類は、形式で分けることができます。ここでは、マーク形式と記述・論述形式の2つの形式について見ていきましょう。

マーク形式

マーク形式は、問題の解答が選択式になっていて、正答を選んでマークシートにマークするという形式です。実際の入試では、共通テストがマーク形式で実施されることで有名です。

マーク形式では選択肢の中から解答を選ぶことになるので、知識があればある程度得点することができます。また基礎知識が問われることも多く、思考力は記述形式ほどは求められません。

したがって、出題される分野の知識を記憶しておく能力が求められることになります。また、1つの問題で1つマークするか2つマークするかなど、単純なケアレスミスをしないようにしましょう。

記述・論述形式

記述・論述形式は、解答の選択肢が与えられておらず、解答やそこに至るまでの考え方を自分で記述する形式です。ただ正答すれば良いというものではなく、正答を導き出す過程が正しいものであるかについても問われます。

逆に、正答までたどり着けなくても、過程が正しければ部分点がもらえることもあります。そのため、自分の解答や考え方が上手く伝わるように記述する能力が重要となります。

記述や論述の能力はすぐに身につくものではないので、模試や添削指導を受けるなどして、伝わりやすい記述・論述ができるようにしておく必要があります。

志望校別

大学受験の模試の種類は、大学別か学部別かでも分けることができます。以下ではそれぞれのメリットを解説します。

大学別

大学別の模試は、特定の大学の出題傾向や設問形式などを反映した内容となっています。大学別の模試の例として、東大模試や早慶プレなどがあります。

大学別の模試では大学ごとの実際の入試内容に基づいた出題がされるので、本番とほぼ同じ形式で模試を受けることになります。そのため、志望校の入試に慣れておくことができるメリットがあります。

また、志望校に合わせた模試を受けることで、合格可能性がどれくらいか把握できる点もメリットです。志望校が明確に決まっている方は、大学別の模試を受けることで合格が見込めるか確認してみましょう。

学部別

学部別の模試は、特定の学部の合否判定が把握できる模試です。学部別の模試の例としては、医学部模試や獣医学部模試などがあります。

学部別の模試のメリットとなるのが、その学部を持つすべての大学への合否判定が出せることです。医学部模試であれば、全国の82大学への合格の可能性を確認することができます。

志望校の合否判定だけでなく、自分の実力で合格が見込める大学がどこかも把握することが可能です。医学部や獣医学部など、志望する学部が決まっているのであれば、学部別の模試を受けた上で志望校を検討するのが良いでしょう。

難易度別

模試の種類によって、難易度にも違いがあります。例として河合塾大学模試が標準レベルだとすると、駿台全国模試はハイレベルな模試であると言えます。

河合塾大学模試は標準的な難易度の模試であることに加えて、共通テスト模試と記述模試の両方が用意されているので、国公立志望・私立志望を問わず幅広い受験生におすすめできます。

一方、駿台全国模試はレベルの高い模試であることから、難関大学を志望する受験生や、医学部・医科大学を目指す学力の高い受験生に適していると言えます。

このように、模試ごとに難易度には差があり、向いている受験生の特徴も異なります。自分の学力や志望校に合わせて、どの模試を受験するのかを選ぶのが良いでしょう。

大学受験の模試の活用法|受けるメリットは?

ここからは、模試の活用法および模試を受けるメリットについてご紹介します。

志望校の合格判定が出る→志望校選びの参考にする

模試では志望校の合格判定が出るため、志望校選びの参考にできるというメリットがあります。A判定が合格可能性80%以上、一番低いE判定で合格可能性20%未満となっており、どのくらい合格できる可能性があるかを知ることができます。

一般にA判定が合格ラインとされているため、例えば模試の結果がA判定の大学を滑り止めに選び、BやCの判定が出た大学も併願し、場合によってはDやE判定の大学にも挑戦する、といったこともできます。

また、模試を受けた受験生全体の中の順位や偏差値もわかるため、志望校の募集人員と照らし合わせれば自分がそこに入っているかをチェックできます。

ただし、判定結果は模試を受けた時点での学力に基づくものであって、周りのライバルたちがさらに学力を上げてきた場合は判定が変わってくることもあります。A判定が出た場合でも、気を緩めることなく勉強に取り組みましょう。

自分の得意or苦手な科目や分野がはっきりする→勉強法を見直せる

模試の結果から自分の得意or苦手な科目や分野がはっきりするため、勉強法を見直せるというメリットがあります。例えば、英語と数学などの点数は良くて理科だけ点数が悪い場合、理科の勉強時間を他より増やすなど、勉強時間の配分を変えればよいことに気づけます。

ただし、大学によって出題傾向が異なるため、模試の結果だけで勉強方針を大きく変えて良いのか不安な人もいるでしょう。

そんな方には、大学別や学部別のタイプの模試がおすすめです。この模試を受けることで志望校の出題傾向に近い、より実践的な問題を解く練習になります。

そのため、科目や分野だけでなく出題形式や出題傾向についても志望校別に対策するなど、勉強方法自体を変えていくこともできます。

試験の雰囲気に慣れる→入試本番で緊張せずに済む

模試を受けることによって、試験を受けるときの雰囲気に慣れることができるメリットがあります。特に、試験本番では独特の緊張感があるため、頭が真っ白になってしまう人もいます。

模試をこなすことで試験の雰囲気に慣れておけば、本番で緊張しすぎることなく普段通りの力を発揮できます。

また雰囲気に慣れるだけでなく、普段の勉強と比べてどのくらいのペースで問題が解けるか、どのような問題から順番に解くか、といった感覚を掴むトレーニングにもなります。

大学受験に合格するには、模試をうまく活用しながら十分な勉強時間を確保するようにしましょう。大学受験に必要な勉強時間が知りたい方は「大学受験の勉強時間はどのくらい?受験生の平均勉強時間を学年別に紹介!」もぜひ参考にしてください。

大学受験の模試を受ける際の注意点

大学受験の模試を受けるにあたっては、いくつか注意しなければならないこともあります。

ここでは、大学受験の模試を受ける際の3つの注意点について取り上げます。以下の3点に注意した上で、模試を受けるようにしましょう。

計画的に受ける頻度を決める

大学受験の模試を受ける際には、計画的に受ける頻度を決めておきましょう。

自分の現時点での学力を把握するためには、模試を繰り返し受ける必要があります。ただし、必要以上に多くの模試を受けようとすると、模試にばかり時間を取られてしまい勉強に集中しにくくなってしまいます。

高校1,2年生は3か月〜半年に1回、高校3年生は2,3か月に1回ほどの頻度で定期的に模試を受けることがおすすめです。この程度のペースであれば、無理なく模試を受けることができます。

また、現時点での学力をきちんと把握することができ、前回の模試からどの程度学力が伸びたかもわかりやすいです。受験対策をするにあたっては、模試をどのように受けるかも考えておきましょう。

志望大学や学部に合わせて受ける模試を決める

大学受験の模試を受ける際の注意点となるのが、志望大学や学部に合わせて受ける模試を決めることです。模試には数多くの種類がありますが、ただ受ければ良いというものではなく、自分に合ったものを受けることが重要となります。

自分の目的に合わない模試を受験したとしても、正確な学力を把握することができず学習の参考にはなりません。志望大学や学部など、自分の目的に合わせて受験する模試を選択するようにしましょう。

模試によって試験の形式やレベルなどが異なるため、模試の内容をきちんと理解してから受けるべきかを判断する必要があります。模試の内容を比較し、自分の志望大学や学部に合っているか、レベルは適切であるかなどを確認することが大切です。

模試の結果に一喜一憂しすぎない

大学受験の模試を受ける際の注意点として、模試の結果に一喜一憂しすぎないということが挙げられます。

きちんと学習していたとしても、学力は常に順調に伸びるわけではありません。場合によっては、模試の成績や志望校の合否判定が前回よりも悪くなってしまうこともあります。

しかし、1回の模試の成績だけで落ち込んだり、志望校を変更したりするべきではありません。大学ごとに必要となる受験対策は異なるので、志望校をコロコロ変えると勉強の方針も毎回変えなければならず、いつまでたっても学習が進まなくなります。

次の模試を受けてみれば、成績が伸びていることも十分にあり得ます。模試の結果に一喜一憂して、すぐに志望校を変えてしまうようなことはやめましょう。

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