学習塾にクレームや苦情を入れるときの上手な伝え方や工夫点をわかりやすく紹介!
投稿日:2020/08/29
更新日:2020/12/10
目次
学習塾でよくあるクレームや苦情の内容
子供を学習塾に通わせている親は、塾の指導方法や授業料、学習システムなどに不満があると、クレームや苦情を入れたくなるものです。そこで、学習塾を利用するにあたって、よくあるクレームや苦情の例をご紹介します。
※おすすめの学習塾ランキングについて知りたい方は「【学習塾人気ランキング】中学受験・高校受験でおすすめの有名塾や進学塾を比較!」を参考にしてください。
指導法に関するクレーム
先生の指導がわかりにくい
指導法に関してよくあるクレームは、塾の先生の指導方法がわかりにくいという内容です。例えば、板書ばかりして演習問題をあまりさせてくれない先生だと、生徒が自分で考えて解く力が身につかないため、成績が思うように上がりません。
また、特定の科目の先生だけ指導法が分かりにくい場合は、その科目が子供の苦手科目になってしまうかもしれません。
子供の成績が上がっていない
せっかく授業料を払って通わせているのに、子供の成績が上がっていないというクレーム内容もあります。
クレームの中には、塾側はきちんと自分の子供が授業を理解できるよう丁寧に指導をしてくれているのか、子供が興味をもって授業に参加できる工夫を盛り込んでいるのかといった、塾の指導方針や指導内容に対する指摘をするケースも見られます。
授業料に関するクレーム
授業料が高い
塾の授業料が高いことに対するクレームを入れる親もいます。入塾を契約した時は了承したが実際に支払ってみると高いと感じる、消費税増税などを理由に値上げした授業料の上げ幅が大きすぎるといったものがあります。
季節講習料が高い
夏休みや冬休みを活用した季節講習の料金が高いことに対するクレームです。特に、季節講習料はまとまった金額になるため、月謝を月々支払う方式の塾を利用している親は、高すぎるという印象を持ってしまいます。
実際、塾によっては授業料に対して季節講習料が割高になっているケースも少なくありません。
塾の学費について知りたい方は「学習塾の料金や費用はどのくらい?授業料を抑える方法も徹底解説!」もぜひ参考にしてください。
授業時間・曜日に関するクレーム
授業が終わるのが早すぎる
規定の授業終了時間前に授業が終わってしまうことをやめてほしいというクレームです。せっかく高いお金を払っているのに、早めに授業を切り上げられたら授業料がもったいないという思いが背景にあります。
同様に、先生が遅れて授業の開始が遅い場合もクレームになることがあります。
学習システムに関するクレーム
クラス分け結果に納得がいかない
集団指導の学習塾にありがちなクレームであり、クラス分けが最適ではないことを指摘する内容です。子供の成績が上がらない理由はレベルの低いクラスに振り分けられているからであって、うちの子はレベルが上のクラスでも大丈夫だ、というような意見を出す親もいます。
宿題が多すぎる
塾で出される宿題の量が多すぎることに対するクレームです。あまりに宿題が多いと学校の宿題や部活動との両立が難しくなるため不満に思う人もいます。また、これだけ宿題をやらなければならないほど塾では十分の指導ができていないのか、という指摘をする人もいます。
友人関係に関するクレーム
特定の生徒が授業中にうるさい
集団授業の塾では、一緒に授業を受けている特定の生徒がうるさいというクレームもあります。周囲がうるさいとどうしても授業に集中できませんし、そのような問題のある生徒を放置している塾側の指導方針を問題視する人もいます。
塾の友達関係について知りたい方は「塾友は必要?塾友達がいない方の悩みやよくある友人トラブルを紹介!」もぜひ参考にしてください。
学習塾にクレームや苦情を入れるときの伝え方や工夫点
伝える相手を間違えないようにする
クレームを入れる場合、その内容によって適切な相手を選びましょう。お子さんの成績ややる気についての相談やクレームは、直接子供に指導している担当の先生に入れると良いでしょう。
一方で、もし担当の先生の指導方法や塾の学習システム自体へのクレームなどを入れる場合は、塾全体をマネジメントしている塾長がふさわしいといえます。
決して感情的にならない
クレームを入れるときは、決して感情的になってはいけません。塾側としては「保護者は自分の子供を一番に見てほしいもの」という認識を持っているため、感情的になると自分の子供のことばかりを第一に考えている、とマイナスな印象を持たれてしまいます。
塾側に誠実に対応してもらうためには、冷静になって内容を伝えて、自分の子供のことだから感情的になっているわけではないことを塾側に分かってもらうことが大切です。また、怒鳴ったり、相手が悪いと決めつけるような表現も控えた方が無難です。
対応してもらえそうな内容か再考する
クレームを入れる前に、塾側に対応してもらえそうな内容であるかを確認しましょう。例えば、授業料が高すぎるというクレームを入れたとしても、特定の家庭だけ割り引きするわけにもいかないため、対応してもらうのは難しいでしょう。
他にも、成績が上がらないのは講師の指導力が低いせいだといったような、根拠のないクレームも同様です。
要望を端的に伝える
要望を端的に伝えるようにすると、対応してもらえる可能性が高くなります。現状にどのような問題があるのか、塾側にどのようにしてもらいたいのかの2点について整理しておきましょう。
問題点については子供から聞いた情報を鵜呑みにするのではなく、保護者間の情報交換やインターネット上での口コミなどさまざまな情報も参考にすると説得力が増します。
また、塾側に遠慮して遠回しな表現をすると、あまり深刻でないと受け取られるかもしれないため、要点ははっきりと伝えるとよいでしょう。
学習塾にクレームや苦情を入れても変わらないときは?
もし塾にクレームや苦情を入れても改善されない場合は、まず再度クレームを入れてみましょう。内容がしっかりと相手に理解されていなかったか、優先度の低い内容であると判断されたかもしれないためです。
自分の真剣さを伝えるため、そしてすぐに対応してほしいことの意思表示をするためにも直接塾に行くことが効果的です。
もし、何度も苦情を入れても改善されない場合は、続けても無駄になってしまうかもしれません。そのような場合は、塾を辞めて学習環境を変えるのもの一つの手段です。
また、おすすめの学習塾ランキングについて知りたい方は「【学習塾人気ランキング】中学受験・高校受験でおすすめの有名塾や進学塾を比較!」も参考にしてください。